スペイン語圏の音楽をYouTubeで視聴
今回は、スペイン語で歌われている音楽について紹介します。スペイン語の曲といえば、スペインで流行っている音楽と思うかもしれませんが、実はそうではありません。
スペイン語を公用語としている国は、スペインのほかに、メキシコ、アルゼンチン、ペルー、チリ、コロンビア、キューバ、ドミニカ、プエルトリコ、パナマなどがあり、世界で20ヵ国以上の国がスペイン語を使用しています。ブラジルを除く中南米の国々は、ほぼスペイン語を使用している、と言っても過言ではありません。
スペイン語とラテン音楽
言語が同じであれば、当然ながら音楽の交流も盛んになります。このため、中南米出身のアーティストがスペインで有名になるケースもありますし、逆にスペイン出身のアーティストが中南米でも流行しているケースもあります。
中南米といえばラテン音楽。スペイン語圏の音楽は、陽気でアップテンポな曲が多いといえるでしょう。もちろん、ヒットチャートには色んなジャンルの曲がランクインしています。いくつか紹介してみましょう。
最初に紹介するのは、DCSのAngelito Sin Alasという曲(Remixバージョン)。いかにもスペインらしい、ノリのよい音楽です。featuringとして参加しているJuan Maganはスペインで有名なハウス・ミュージックDJ。ハスキーでビブラートの効いた歌声が魅力的。なお、PVの冒頭はドラマ仕立ての映像になっているため、1分15秒くらいから音楽が始まります。
続いての曲は、Efecto PasilloのNo Importa Que Lluevaという曲。2010年にデビューした、ラテン&ファンクの要素を持つ若手のバンド。ロック、オルタネイティブ、ポップといったジャンルに分類されているようですが、スペイン語なのでいつもと少し雰囲気が違います。Pan y Mantequillaという曲もオススメです。
続いては、コロンビア出身のレゲトンバンドAlkiladosのUna Citaという曲。レゲトンとは、スペイン語のレゲエに、ヒップホップやサルサなどの要素をミックスした音楽で、もともとはプエルトリコから発祥した音楽ジャンルとなります。初めて耳にする曲なのに、なんか知っている曲のような気がしてしまう。同様に、Don OmarのSoledadもどこかで聞いたことがあるような感覚になります(他の曲を真似しているという意味ではなく)。
最後は、Jencarlos CanelaのBajitoという曲。キューバ系アメリカ人で、ミュージシャンとしてだけでなく、俳優としても活動するマルチタレントです。featuringとして参加しているKymani Marleyは、ジャマイカ出身のレゲエ&ヒップホップ系のアーティスト。ボブ・マリーの息子としても名を馳せています。異色な組み合わせが面白いアクセントになっていると思います。
スペイン語のヒットチャートを検索するキーワード
スペイン語のヒット曲をYouTubeで調べたいときは、以下のようなキーワードで検索するのが効果的です。スペイン語の音楽(ラテン音楽)を探すときの参考にしてください。
英語表記
- Spain(スペイン)
- Spanish(スペイン語)
- Latin(ラテン)
- Latino(ラテンアメリカ人)
- music
- chart
- top
- hits
スペイン語表記
- Espana(España、スペイン)
- musica(música、音楽)
- lista(リスト)
- Semana(週)
- Enero(1月)
- Febrero(2月)
- Marzo(3月)
- Abril(4月)
- Mayo(5月)
- Junio(6月)
- Julio(7月)
- Agosto(8月)
- Setiembre(9月)
- Octubre(10月)
- Noviembre(11月)
- Diciembre(12月)
これらのキーワードを適当に組み合わせて検索すれば、スペイン語圏のヒットチャート動画を見つけ出せると思います。気になる方はチャレンジしてみてください。
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