ハンマーシリーズのスタートリストと詳しいルール

ハンマーシリーズ

2017年6月2日(金)から開催されるハンマーシリーズは、これまでのロードレースとは大きく異なる、全く新しい概念の自転車競技です。その最大の特徴は、個人戦ではなくチーム戦であること。従来のロードレースも、ある意味、チーム戦といえますが、表彰されるのはあくまで個人(選手)です。一方、ハンマーシリーズでは「チーム」が表彰の対象になります。

これまでにない新しい自転車競技だけに、どのようなレース展開になるのか気になりますが、レースを十分に楽しむためには詳しいルールを知っておかなければいけません。そこで、ハンマーシリーズの概要ルールを簡単にまとめてみました。

 

チーム構成

まずは、ハンマーシリーズに出場するチームのチーム構成について紹介します。その概要は以下のとおり。

 

・各チーム7人まで選手を登録できる

・各ステージに出場できる選手は5人

 

基本的に1チーム5人でレースに出場しますが、最大7人まで選手を登録できるのが従来のレースと異なる点。つまり、各ステージに出場する選手を、7人の中から5人選抜して入れ替えることができるのです。

 

 ・クライマー、パンチャーはDay 1
 ・スプリンターはDay 2
 ・TTスペシャリストはDay 3

 

という具合に、得意分野に合わせて選手を入れ替えるのが基本戦略になると思われます。もちろん、最大7人の中から5人選ぶというルールのため、全員を入れ替える訳にはいきません。山でも平坦でも活躍できる万能タイプの選手も鍵となるでしょう。要は、3日間とも出場できる選手がそれなりに必要ということです。

 

クリテリウム・ドゥ・ドーフィネと日程が重なるため、有力選手が多く集まるレースにはなりませんが、各チームが「どのような構成で挑むのか?」も見所の一つになります。


続いては、各ステージの概要ルールを紹介していきます。

 

Day 1  The Hammer Climb

1日目のThe Hammer Climbは、登りが得意なクライマー、パンチャーが活躍するステージ。その概要、ルールは以下のようになっています。

1周7kmのコースを11周

・各周回の登りは2か所
  Climb 1:900m、最大斜度8.1%、高低差38m
  Climb 2:2,200m、最大斜度8.5%、高低差105m

・スタート/ゴール地点は、Climb 2の山頂から約200m後方

それぞれの周回で先頭10人にポイントが加算される
 ※10位以内に複数の選手が入ったチームは、その合計ポイントがチームに加算される

3周目、7周目、11周目はポイント2倍

・最もポイントを稼いだチームがステージ優勝となり、15秒のボーナスタイムを獲得できる

・2位以降のチームも順位に応じたボーナスタイムを獲得できる(10位まで)

 

Day 2  The Hammer Sprint

2日目のThe Hammer Sprintは、スプリンターが活躍する平坦ステージ。12.4kmごとに計8回のスプリントが観られるのが最大の魅力といえるでしょう。その概要、ルールは以下のとおり。

1周12.4kmの平坦コースを8周

それぞれの周回で先頭10人にポイントが加算される
 ※10位以内に複数の選手が入ったチームは、その合計ポイントがチームに加算される

2周目、5周目、8周目はポイント2倍

・最もポイントを稼いだチームがステージ優勝となり、15秒のボーナスタイムを獲得できる

・2位以降のチームも順位に応じたボーナスタイムを獲得できる(10位まで)

 

Day 3  The Hammer Chase

最終日のThe Hammer Chaseは、変則的なチームタイムトライアル。単純に考えればTTスペシャリストの多いチームが有利になりますが、Day 1とDay 2の成績も加味されるため、チームの総合力を問われるレースになります。このレースを制したチームが総合優勝になります。

1周14.9kmのコースを3周するチームタイムトライアル(TTT)

・各チーム5人構成で、4人目の選手ゴールラインを通過した時点で時計が止まる

・Day 1とDay 2の結果に応じて、1~8位と9~16位の2つのグループに分ける

・各チームは大会が規定した間隔で上位チームから順番にスタートする

・さらに、Day 1Day 2で稼いだボーナスタイムに応じてスタート時刻は前後する

他のチームの列車を「風よけ」として利用するのは禁止

 

このように、従来のサイクルロードレースとは異なるルールが沢山あります。Day 1とDay 2は毎周回ポイントがあるため、目まぐるしいレース展開が予想されます。そしてDay 3は、複数の列車が並走する、今までに見たことがないチームトライアルになると思われます。これは期待できそうですね。

 

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誰が出場する? スタートリストも要確認

ハンマーシリーズに出場する選手のスタートリストは、以下のサイトで確認できます。

 

www.procyclingstats.com

 

各チームの出場選手は5~7人で、チームによって異なります。5人しか登録していないチームは、3日とも同じメンバーで戦うことになります。一方、6~7人の選手を登録しているチームは、ステージごとに選手の入れ替えが可能。最大枠となる7人の選手を登録しているチームほど「本気度が高い」といえるでしょう。

 

参考までに、気になる有力選手をピックアップしておきます。

 

 ダニエル・オス(BMC)
 サムエル・サンチェス(BMC)
 グライペル(ロット・ソウダル)
 ベタンクール(モビスター)
 カレブ・ユアン(オリカ)
 ガビリア(クイックステップ
 ジルベールクイックステップ
 ボーム(ロットNL・ユンボ
 ファン・エムデン(ロットNL・ユンボ
 ヴィヴィアーニ(スカイ)
 トム・ドュムラン(サンウェブ)
 ニッツォーロ(トレック)
 グアルディーニ(UAE


クリテリウム・ドゥ・ドーフィネの裏開催になるとはいえ、それなりに有力選手が出場します。ライブ中継は、いつものようにJ Sportsで。今から始まるのが楽しみですね。

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