2017年、スペイン音楽の年間ヒットチャート(40-31位)
前回に引き続き、2017年にスペインで流行したヒット曲をランキング形式で紹介していきます。今回は年間ヒットチャートの40位から31位まで。前回と同様に、acharts.coという音楽情報サイトが発表しているランキングに基づいて紹介していきます。
2017年、年間ヒットチャート40~31位
2017年の年間ヒットチャート、第40位から第31位にランクインしたのは以下の10曲。このうち、スペイン語で歌われている曲は、赤字で示した6曲となります。
31位 Miley Cyrus - Malibu
32位 Alejandro Sanz - Deja Que Te Bese ft. Marc Anthony
33位 Camila Cabello - Havana ft. Young Thug
34位 Ed Sheeran - Perfect
35位 Pablo Alborán - Saturno
36位 Manuel Turizo - Una Lady Como Tú
37位 Portugal. The Man - Feel It Still
38位 Various Artists - Y,¿si Fuera Ella?
39位 Nicky Jam - El Amante
40位 Carlos Vives, Sebastian Yatra - Robarte Un Beso
順番に紹介していきましょう。
しっとりとした曲が多めの30位代をPVで確認
第40位にランクインしたのは、Carlos Vives(カルロス・ヴィヴェス)とSebastian Yatra(セバスチャン・ヤトラ)が歌うRobarte un Besoという曲。2人ともコロンビア出身のアーティストですが、カルロス・ヴィヴェスは1961年生まれ、セバスチャン・ヤトラは1994年生まれで、30歳以上も歳の離れたコンビになります。ラテンのノリが満載の陽気な曲です。ちなみに曲のタイトルRobarte un Besoを直訳すると「キスを盗む」という意味になります。
第39位を獲得したのはNicky Jam(ニッキー・ジャム)のEl Amanteという曲。アメリカ出身のニッキー・ジャムは10歳のときにプエルトリコに移住し、その後、Daddy Yankee(ダディー・ヤンキー)とデュオを組んでいましたが、現在はソロのシンガーソングライターとして活躍。スローテンポの、聴かせるレゲトンです。
第38位は、Pablo Alboran(パブロ・アルボラン)、David Bisbal(ダビッド・ビスバル)、Antonio Carmona(アントニオ・カルモーナ)、Manuel Carrasco(マヌエル・カラスコ)らを始めとした数多くのアーティストが参加するY,¿si Fuera Ella?という曲。1997年にAlejandro Sanz(アレハンドロ・サンス)がリリースした曲のカバーソングです。どこがサビなのかよくわからない(笑)、バラード調の楽曲です。
第36位にチャートインしたのは、Manuel Turizo(マヌエル・トゥリゾ)のUna Lady Como Túという曲。コロンビア出身、2000年生まれのマヌエル・トゥリゾは、まだ10代の若手レゲトンシンガー。この曲は2016年に発表されたもので、南米やスペインを中心にヒットしました。曲タイトルの「Una Lady Como Tú」は「君に似た女性」という意味になります。
第35位は、Pablo Alborán(パブロ・アルボラン)のSaturnoという曲。パブロ・アルボランはスペイン出身のシンガーソングライターで、2010年から活動を続けています。スペイン国内ではアルバムセールス1位を何回も獲得している有名アーティスト。今回ランクインした曲は、誰でも聴きやすいバラードに仕上がっています。
第32位は、Alejandro Sanz(アレハンドロ・サンス)とMarc Anthony(マーク・アンソニー)が歌うDeja Que Te Beseという曲。2016年の年間チャート第9位も獲得しており、2年連続のチャートインとなりました。ベテランの2人が組んだ高揚感のある楽曲です。
以上、2017年の年間チャート40~31位にランクインした6曲を紹介してきました。
次回は、30~21位の曲を紹介していきます。お楽しみに。
▼スペイン語圏の音楽ランキング、2017年