【2016リオ五輪】自転車ロードのスタートリスト発表
リオデジャネイロ・オリンピックの「サイクルロードレース・男子エリート」のスタートリストが発表されました。スタートは8月6日(土)の21:30(日本時間)です。英語表記ですが、以下のサイトで各国の代表選手を確認できます。
https://www.rio2016.com/en/cycling-road-mens-road-race
※8/7追記
上記のサイトにはレース結果(メダリスト)も掲載されています。まだ結果を見たくない方は、以下のサイト(UCIのサイト)にあるスタートリストを参照するとよいでしょう。「Start List」のリンクをクリックすると、スタートリストのPDFファイルをダウンロードできます。
http://62.50.72.82/uciroot/OG/2016/default.aspx?language=eng
有力国の出場選手を簡単に紹介しておきましょう。
カザフスタン
ゼッケン1番はバフティヤル・コザタイエフ。4年前にヴィノクロフ大佐が金メダルを獲得したため、ゼッケン1番はカザフスタンの選手が着用するようです。
スペイン
注目は、今年で引退を発表したホアキン・ロドリゲスとアレハンドロ・バルベルデ。この2人がちゃんと協調できるかが見もの? そのほか、カストロビエホ、エルビティ、ヨン・イサギレ・インサウスティの計5名が出場します。
コロンビア
チャベス、モントーヤ、ロペス、パンタノ、ウランの計5名が出場。キンタナが出場しなくても相当に強力な布陣です。ツールで下りのテクニックを披露したパンタノがダークホースになるかもしれません。
フランス
若手の台頭が著しいフランスは、アラフィリップ、バルデ、バルギル、ヴュイエルモー(ズ)の4人が出場。5人枠は獲得できなかったようです。ツールのプレッシャーから解放された後なので、展開によってはメダルの可能性も十分にあり?
イギリス
今年のツールを制したフルームを筆頭に、新人賞獲得のアダム・イェーツ、カミングス、スタナード、ゲラント・トーマスの5人体制。チームSKYから3人出場していますが、ツールのようにレースを支配するには5人では足らないはず。どのようにレースを運ぶのか見ものです。
オーストラリア
サイモン・クラーク、ローハン・デニス、スコット・ボウデン、リッチー・ポートの4人が出場。実力はあるものの、エースになると好不調の波が激しいリッチー・ポートが活躍できるのかに注目。
ベルギー
有力どころは、フィリップ・ジルベールとファン・アーヴェルマート。そのほか、ローランス・ド・プリュ、パウエルス、ティム・ウェレンスの計5人が出場します。ワンデーレース大国の名にかけて、何とかメダルを手に入れたいところ。
オランダ
ツールの19ステージで手首を骨折したトム・デュムランが、なんとロードにも出場。ケガのことを考えたら「TTに集中した方が…」と心配してしいますが、もう大丈夫なのでしょうか? そのほか、ジロで活躍したクライスヴァイクに、モレマ、ワウト・プルスが出場で、意外とあなどれません。
イタリア
注目は、ファビオ・アルとヴィンチェンツォ・ニバリのダブルエース。2人が上手く連携できるのかよく分かりませんが、目を離せない存在であることは確か。そのほか、カルーゾ、デマルキ、ローザが出場。なかなかの豪華布陣です。
スロバキア
出場枠は1人のようで、パトリック・ティボールという選手が出場します。王者サガンはロードレースではなく、マウンテンバイク・クロスカントリーに出場する予定。となると、マウンテンバイクも見たくなりますね!
スイス
今年で引退を発表したカンチェラーラに加えて、アルバジーニ、モラビート、ライヘンバッハが出場。北京オリンピックではロードで銀メダル、TTで金メダルを獲得したカンチェラーラも、最近は全盛期の迫力にかける感じ。前回大会(ロンドン)のヴィノクロフのように、「こういう選手が意外と・・・」と期待してしまいますが、ちょっとコースが厳しいかな。
ロシア
チェルネツキ、コチェトコフの2人が出場。実力のある2人ですが、このメンバー相手に活躍できるかは展開と運次第。ザッカリンは出場しないようですね。
アイルランド
アイルランドの出場枠は2人。となれば、やはり出場するのはダニエル・マーティンとニコラス・ロッシュ。優勝候補まではいかないが、注目選手であることに変わりはありません。
ドイツ
ブフマン、ゲシュケ、レヴィ、トニー・マルティンの4人が出場。スプリンター向けの平坦ステージなら優勝候補が何人もいるドイツですが、山岳が厳しくなると少しメンツに欠けるかもしれません。マルティンはTTに向けてトレーニング走行かな?
少し長くなってきた、というか、正直、疲れてきたので、あとは簡単に気になる有力選手の名前だけをまとめておきます。中堅どころを紹介していくとキリがありませんから・・・。ということで。
その他、有力選手
・ボアッソン・ハーゲン(ノルウェー)
・クヴィアトコウスキー(ポーランド)
・マイカ(ポーランド)
・ルイ・コスタ(ポルトガル)
・テイラー・フィニー(アメリカ) など
そして、忘れてはならないのが、日本代表の新城幸也と内間康平。他の出場メンバーが豪華すぎるのでメダル獲得はかなり厳しいと思いますが、展開次第でどうなるか分からないのもワンデーレースの魅力。日本人なら期待してもいいと思います。
最後に一言。「NHK、生中継しろ!」