2017年、スペイン音楽の年間ヒットチャート(40-31位)

スペイン2017


前回に引き続き、2017年スペインで流行したヒット曲をランキング形式で紹介していきます。今回は年間ヒットチャートの40位から31位まで。前回と同様に、acharts.coという音楽情報サイトが発表しているランキングに基づいて紹介していきます。

 

2017年、年間ヒットチャート40~31位

2017年の年間ヒットチャート、第40位から第31位にランクインしたのは以下の10曲。このうち、スペイン語で歌われている曲は、赤字で示した6曲となります。

31位 Miley Cyrus - Malibu
32位 Alejandro Sanz - Deja Que Te Bese ft. Marc Anthony
33位 Camila Cabello - Havana ft. Young Thug
34位 Ed Sheeran - Perfect
35位 Pablo Alborán - Saturno
36位 Manuel Turizo - Una Lady Como Tú

37位 Portugal. The Man - Feel It Still
38位 Various Artists - Y,¿si Fuera Ella?
39位 Nicky Jam - El Amante
40位 Carlos Vives, Sebastian Yatra - Robarte Un Beso

順番に紹介していきましょう。

 

しっとりとした曲が多めの30位代をPVで確認

第40位にランクインしたのは、Carlos Vives(カルロス・ヴィヴェス)Sebastian Yatra(セバスチャン・ヤトラ)が歌うRobarte un Besoという曲。2人ともコロンビア出身のアーティストですが、カルロス・ヴィヴェスは1961年生まれ、セバスチャン・ヤトラは1994年生まれで、30歳以上も歳の離れたコンビになります。ラテンのノリが満載の陽気な曲です。ちなみに曲のタイトルRobarte un Besoを直訳すると「キスを盗む」という意味になります。

 

 

第39位を獲得したのはNicky Jam(ニッキー・ジャム)El Amanteという曲。アメリカ出身のニッキー・ジャムは10歳のときにプエルトリコに移住し、その後、Daddy Yankee(ダディー・ヤンキー)とデュオを組んでいましたが、現在はソロのシンガーソングライターとして活躍。スローテンポの、聴かせるレゲトンです。

 

 

第38位は、Pablo Alboran(パブロ・アルボラン)David Bisbalダビッド・ビスバルAntonio Carmona(アントニオ・カルモーナ)Manuel Carrasco(マヌエル・カラスコらを始めとした数多くのアーティストが参加するY,¿si Fuera Ella?という曲。1997年にAlejandro Sanz(アレハンドロ・サンス)がリリースした曲のカバーソングです。どこがサビなのかよくわからない(笑)、バラード調の楽曲です。

 

 

第36位にチャートインしたのは、Manuel Turizo(マヌエル・トゥリゾ)Una Lady Como Túという曲。コロンビア出身、2000年生まれのマヌエル・トゥリゾは、まだ10代の若手レゲトンシンガー。この曲は2016年に発表されたもので、南米やスペインを中心にヒットしました。曲タイトルの「Una Lady Como Tú」は「君に似た女性」という意味になります。

 

 

第35位は、Pablo Alborán(パブロ・アルボラン)Saturnoという曲。パブロ・アルボランはスペイン出身のシンガーソングライターで、2010年から活動を続けています。スペイン国内ではアルバムセールス1位を何回も獲得している有名アーティスト。今回ランクインした曲は、誰でも聴きやすいバラードに仕上がっています。

 

 

第32位は、Alejandro Sanz(アレハンドロ・サンス)Marc Anthony(マーク・アンソニーが歌うDeja Que Te Beseという曲。2016年の年間チャート第9位も獲得しており、2年連続のチャートインとなりました。ベテランの2人が組んだ高揚感のある楽曲です。

 

 

以上、2017年の年間チャート40~31位にランクインした6曲を紹介してきました。
次回は、30~21位の曲を紹介していきます。お楽しみに。

スペイン語圏の音楽ランキング、2017年 

50~41位の紹介

 

サッカーワールドカップ、グループリーグの順位決定方法は?

外国人の写真2018年6月14日に、サッカーワールドカップ(ロシア大会)が開幕しました。グループリーグを突破できるのは4チームのうち上位2チームだけですが、わずか3戦で順位を決定しなければならないため、「勝ち点」だけで順位を決定できるとは限りません。そこで、順位の決定方法について、より詳しく紹介しておきます。

 

グループリーグの順位決定方法

グループリーグの順位は、以下の優先順位により決定する仕組みになっています。

 (1)勝ち点
 (2)得失点差
 (3)総得点
 (4)該当チーム同士の勝ち点(直接対決の結果)
 (5)該当チーム同士の得失点差
 (6)該当チーム同士の得点
 (7)イエローカードの数
 (8)抽選(くじ引き)

各項目について順番に見ていきましょう。

 

基本は「勝ち点」「得失点差」「総得点」

順位決定の基本となるのは「勝ち点」。グループリーグの各試合において、以下の点数を合計したものが、そのチーム(国)の「勝ち点」になります。もちろん、「勝ち点」が多いチームほど順位は上になります。

  勝利・・・・・3点
  引分・・・・・1点
  敗北・・・・・0点

「勝ち点」が同じであった場合は「得失点差」(得点-失点)により順位を決定します。こちらも、当然ながら「得失点差」が大きいチームほど順位は上になります。

「勝ち点」も「得失点差」も同じであった場合は、「総得点」により順位が決定されます。つまり、失点の数は無視して、得点の数だけを比較する訳です。同じ「引き分け」でも、0対0より1対1の方が価値が高いことになりますね。

まとめると、

 (1)勝ち点
 (2)得失点差
 (3)総得点

という順番でグループ内の順位を決めることになります。

 

それでも順位が決まらない場合は「直接対決の結果」

「勝ち点」、「得失点差」、「総得点」がすべて同じであった場合は、直接対決の結果をもとに順位を決定します。たとえば、日本とコロンビアが同じ「勝ち点/得失点差/総得点」であった場合、「日本 vs. コロンビア」の試合結果により順位が決定されます。もちろん、勝利したチーム(国)が上の順位になります。

厳密には、

 (4)該当チーム同士の「勝ち点」
 (5)該当チーム同士の「得失点差」
 (6)該当チーム同士の「得点」

というルールになります。直接対決で勝利したチームは「勝ち点」が3、負けたチームは「勝ち点」が0になるため、(4)のルールにより順位が決定されます。

直接対決の結果が引き分けであった場合は、両チームとも「勝ち点」は1、「得失点差」は0、「得点」は同じになるため、(4)~(6)の方法で順位を決めることはできません。

(4)~(6)が意味を持つのは、「勝ち点/得失点差/総得点」が同じチームが3チームあった場合(三つ巴の場合)だけです。この場合は、その3チームが関わった試合(3試合)についてのみ「勝ち点」、「得失点差」、「総得点」を再計算し、その結果に応じて順位を決定します。

 

意外と重要なイエローカード

先ほども示したように、「勝ち点/得失点差/総得点」が同じで、その2チームの直接対決が「引き分け」で合った場合、(4)~(6)でも順位を決定することができません。この場合は、

 (7)イエローカードの数

で順位を決定します。つまり、イエローカードの数が少ないチームが上の順位になります。このように考えると、イエローカードを少なくすることも意外と重要な要素になります。

もちろん、レッドカードも対象になります。レッドカードはイエローカード4枚分、イエローカードの累積による退場は3枚分、イエローカード+レッドカードは5枚分として計算されます。

最後に、(1)~(7)までを比較しても順位を決定できなかった場合は、抽選により順位が決定されるようです。抽選で順位を決定するのは「あまりにも・・・」という気もしますが、たぶん、そこまで行くことは滅多にないと思うので、気にするのは「イエローカードの数」までで十分かと思います。

 

 

2017年、スペイン音楽の年間ヒットチャート(50-41位)

スペイン2017

2017年にスペインでヒットした曲をランキング形式で紹介していきます。まずは、年間ヒットチャートの50位から41位まで。ちなみに、このヒットチャートはacharts.coというサイトが発表しているランキングに基づいています。


 

2017年、年間ヒットチャート50~41位

スペインで人気のある曲は、スペインならびに南米出身のアーティストが歌う、いわゆるラテン音楽に分類されるジャンルです。さっそく50~41位の年間ランキングを紹介していきましょう。

41位 Jason DeRulo - Swalla feat. Nicki Minaj & Ty Dolla $ign
42位 TANNY MAS - DAME LA LUNA
43位 ZAYN - Dusk Till Dawn feat. Sia
44位 Harry Styles - Sign of the Times
45位 Lind-O - ME VUELVES LOCO

46位 NEIKED - Sexual feat. Dyo
47位 Malú - Invisible
48位 Burak Yeter - Tuesday feat. Danelle Sandoval
49位 Nacho - Bailame
50位 Rag'n'Bone Man - Human

これらのうち、スペイン語で歌われている曲は赤字で示した4曲になります。順番に紹介していきましょう。

 

ランクインした曲をPVで視聴!

第49位にランクインしたのは、Nacho(ナチョ)Bailameという曲。ナチョは1983年生まれのベネズエラ出身の歌手で、現在はアメリカ在住。2007年にChino & Nachoというデュオユニットとしてデビューし、10年間ほど活動を続けていましたが、2017年からソロに転向しています。最初は穏やかな雰囲気で始まり、次第にノリのよいラテンのリズムになって盛り上がっていく曲です。

 

 

続いて、第47位にランクインしたのは、Malú(マルー)Invisibleという曲。1998年にデビューデビューし、約20年ほど活動を続けているスペイン人の女性シンガーです。ラテン系にしては落ち着きのある曲ですが、そんな中にも力強さを感じられます。

 

 

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45位にチャートインしたのは、Lind-O(リンド・O)ME VUELVES LOCOという曲。オーストリアのウィーンで出生し、その後、4年間ほどブラジルで暮らした経験を活かし、英語、スペイン語、ポルトガル語で歌詞を書く、マルチリンガルなアーティストです。ちなみに曲名のME VUELVES LOCOは「あなたは私を夢中にさせる」という意味で英語版のYou Make Me Crazyという曲もあります。

 

 

42位にチャートインしたのは、TANNY MASDAME LA LUNAという曲。長髪にメガネという風貌で、ラテンをあまり感じさせない、荘厳な雰囲気のロックバンドです。「こういう曲もスペインでは売れるのか~」となんか違和感を覚える曲です。

 


ということで、次回は40~31位にランクインした曲を紹介していきます。お楽しみに。

▼スペイン語圏の音楽ランキング、2017年 

40~31位の紹介

 

CeleronでもPUBGをプレイ可能!低スペックPCに最適なGeForce GT 1030

PUBG

100人が島に舞い降りて「ドン勝」を競うサバイバルゲームとして人気を集めるPUBG(PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS)。ただし、要求されるPCスペックが高いため、Celeron搭載の低価格パソコンでは「ゲームを楽しめない」と思っている方も多いのではないでしょうか? 実は、少しスペックアップするだけでPUBGを楽しむことが可能です!

 

やはり低スペックPCでは厳しいのか?

今回、検証に使用したのは、以下のようなスペックを持つパソコン。購入時の価格で6~7万円くらいのデスクトップPCです。PUBGの動作環境を満たしているのはOSとHDDくらいしかなく、到底、ゲームを楽しめる環境とはいえません。

-----------------------------------------------------
OS:Windows 10 Home
CPU:Celeron 2.80GHz(G1840)
メモリ:4GB
ビデオカード:なし(オンボード)
HDD:SSD(東芝製 128GB)
-----------------------------------------------------

無理を承知の上で、このパソコンにPUBGをインストールし、ゲームを起動してみると、特に問題なくタイトル画面が表示されました。続いて、SOLO(ソロ)でゲームを開始します。パラシュート降下はそこそこカクつくものの、ここまでは「何とか遊べるかも!?」と期待が持てる雰囲気です。でも、問題はそのあと……。

着地後、草原を走り、建物の扉を開けて中に入ろうとすると、うまく建物の中に入ることができません……。というのも、「画面表示」と「キー操作」にズレがありすぎて、扉の正面に立つことすら難しい状況になってしまうのです。走らずに、ゆっくり歩いて進むと、なんとか立ち位置を調整でき、室内に入ることができました。その後、カクカクしながらも物資を集めることはできましたが、しばらくするとPUBGが落ちてしまいました。

やはり、この低スペックPCでは、とてもPUBGを遊べる状況にはなりません。まったく動かない訳ではありませんが、物資集めにも時間がかかるし、とても撃ち合いをできる状況ではありません。

Celeronに加えて「ビデオカードなし」では、仕方がない結果といえるでしょう。でも、まだ諦めてはいけません。

 

ビデオカードを追加すれば、CeleronでもPUBGをプレイ可能

そもそも、ビデオカードなしで「3Dゲームを楽しもう」という考え自体が間違っているともいえます。そこで、「安くて、それなりの性能があるビデオカードはないか?」と探したところ、nVIDIAGeForce GT 1030というチップ(GPU)を積んだ製品の評判が高いようです。実売価格は8,500~10,000円(新品)くらいで、それほど値段も高くありません。
※初期製品の場合。最新の製品は少し値上げされているようです。

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ついでにメモリ4GBも追加し、トータルで1万2,000円ほどパソコンに追加投資してみました。これで、パソコンのスペックは以下のように改善されたことになります(赤字部分)。

-----------------------------------------------------
OS:Windows 10 Home
CPU:Celeron 2.80GHz(G1840)
メモリ:4GB+4GB
ビデオカード:GeForce GT 1030
HDD:SSD(東芝製 128GB)
-----------------------------------------------------

この状態で再びPUBGをプレイしてみると、特に問題なくゲームをプレイすることが可能になりました。物資集めもスムーズに進められますし、撃ち合いもできます。もちろん、各自の腕と運次第では「ドン勝」だって不可能ではありません。

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ちなみに、PUBGのグラフィック設定は以下のとおり。ほとんど最低画質の設定です。

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この設定で、おおよそ30~40fpsのフレームレートが実現されます。さすがに60fps以上のヌルヌル状態にはなりませんが、ゲームに没入してしまえば十分に楽しめるレベルだと思います。ゲーム中も特にカクついている印象は受けません(※)

※ごく稀に、画面が少しカクつく場合があります。また、60fps以上のヌルヌル状態を求めている方にとっては、少し不満が残るかもしれません。


画質が低いことを気にする方もいるかもしれませんが、高スペックPCを持っていても、「あえて低画質設定でPUBGをプレイしている」という方も多く、必ずしも高画質にする必要はありません。PUBGは「きれいな画質」を求めるゲームではありませんし、むしろ「低画質にした方が敵を見つけやすい」という話もあるくらいです。

PUBGを遊んでみたいが、「うちのパソコンでは到底無理だろう……」と諦めていた方は、いちど挑戦してみてはいかがでしょうか? 1万円前後の出費をするだけで、低スペックPCでも3Dゲームを楽しめるようになります。

 

数年前の3Dゲームなら「高」画質設定も可能! 

参考までに、このパソコンでスカイリム(Skyrim Special Edition)というゲームをインストールして遊んでみました。こちらは少し古いゲームで、PUBGほど動作環境が高くないため、画質設定を「高」にしても十分にゲームを楽しむことが可能です。おおよそ40fps前後のフレームレートが実現され、美しいグラフィックスを堪能できます。

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たとえCPUがCeleronであっても、GeForce GT 1030のビデオカードを追加すれば、3Dゲームを楽しめるようになります。数年前の3Dゲームなら、画質を「高」に設定しても特に問題なく動作してくれるでしょう。

GeForce GT 1030より高性能なビデオカードも販売されていますが、そのぶん価格も高くなりますし、CPUがCeleronでは宝の持ち腐れになってしまうはず。性能をフルに発揮することはできません。Celeronにとっては、「これくらいのビデオカードが妥当なのでは?」と思われます。

低スペックPCで3Dゲームを楽しみたい方にとって、GeForce GT 1030はかなりオススメなビデオカードといまえす。補助電源が不要低消費電力というのも、低スペックPCの拡張には有難い仕様です。約1万円はどの出費を要しますが、十分に元はとれるでしょう。

GeForce GT 1030のコストパフォーマンスは、ベンチマークテストの結果にも表れています。「GTX 750 Tiに迫る性能」という話もあるくらいです。

 

同じCeleronでも性能は全然違う!

念のため、Celeronについても補足しておきましょう。Celeronは低スペックPCの代表格ともいえるCPUですが、その性能は型番(発売時期)により大きく異なることに注意しなければいけません。

今回、検証に使用したCeleron 2.80GHz(G1840)は、2014年にリリースされたCPUです。ひとくちにCeleronといっても、その性能は発売時期に応じてまったく異なります。最近のCeleronは性能が大幅に進化しており、一昔前のCore i3Core i5に迫るほどの性能を持っています。


だから、単純に「Celeronだから……」と諦めてしまうのは早計です。同じCeleronという名前のCPUであっても、型番を調べてみないと本当の性能を知ることはできません。自分のパソコンに搭載されているCPUの型番は、以下のように操作すると確認できます。

★Windows 10でCPUの型番を調べる方法

  1. デスクトップを右クリックし、「ディスプレイ設定」を選択
  2. 画面左下にある「バージョン情報」のメニューをクリック
  3. 「プロセッサ」の項目にCPUの情報が表示される

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自分のパソコンのCPUを調べてみて、それなりの性能がありそうなら、ビデオカード&メモリの追加を考えてみるとよいかもしません。

他のCPUと比較したい場合は、以下のサイトが参考になると思います。CPU Nameに「Celeron」と入力して一覧を絞り込み、「CPU Mark」の順に並べ替えると、おおよその性能差を把握できます。

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https://www.cpubenchmark.net/CPU_mega_page.html

 

低スペックPCで3Dゲームを遊んでみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

ブエルタ2017のスタートリスト確定!気になる賞金は?

ブエルタの賞金

ブエルタ・ア・エスパーニャの公式サイトにて、確定版のスタートリストが発表されました。2017年のブエルタは8月19日(土)に開幕。初日の第1ステージは、13.7kmのチームタイムトライアルが行われます。
また、グランツールを見ているときに少し気になるのが、リーダージャージ獲得やステージ優勝の賞金。そこで、スタートリストとあわせて、ブエルタ2017の賞金についても紹介しておきます。

 

今年も総合系の有力選手が集結

2017年大会のスタートリストは、ブエルタ・ア・エスパーニャの公式サイトで確認できます。今回、出場する総合系の主な有力選手は以下のとおり。

 001 コンタドール
 021 クリス・フルーム
 041 エステバン・チャベス
 061 ケルデルマン
 071 ラファエル・マイカ
 081 ロマン・バルデ
 101 ザッカリン
 111 クライスヴァイク
 131 ファビオ・アル
 151 ヴィンチェンツォ・二バリ

このレースでコンタドールは現役引退です。最近は全盛期の勢いを感じられませんが、最後に何かしらの見せ場を作って欲しいものです。「持っている男なら、引退レースで総合優勝するかも!?」と淡い期待をしてしまうのがコンタドールの魅力なのかもしれません。

将来を担う若手にも注目。今年のブエルタにはイェーツ兄弟が揃って出場。ジロで新人賞を獲得したユンゲルスも出場するので、ブエルタにも「新人賞があれば盛り上がるのに・・・」と思ってしまいます。

 015 ボブ・ユンゲルス
 048 アダム・イェーツ
 049 サイモン・イェーツ

もちろん、ほかにも沢山の有力選手が出場します。詳しく見たい方は、以下のリンクからスタートリスト(英語版)を参照してみてください。

Start list - La Vuelta 2017

続いては、あまり語られることのない賞金について紹介してみたいと思います。ブエルタ・ア・エスパーニャの公式サイトにあるレギュレーション・ハンドブックには、選手やチームが授与される賞金についても詳しく明記されています。

 

総合優勝は約1920万円、安い? それとも高い?

まずは、総合成績の賞金から見ていきましょう。最も栄誉のある総合優勝(マイヨ・ロホ)を含め、21ステージ終了後の総合順位に対して授与される賞金は、以下の表のようになっています。
※日本円は1ユーロ=128円として計算。

▼総合成績
  ユーロ
1位 €150,000 ¥19,200,000
2位 €57,000 ¥7,296,000
3位 €30,000 ¥3,840,000
4位 €15,000 ¥1,920,000
5位 €12,500 ¥1,600,000
6位 €9,000 ¥1,152,000
7位 €9,000 ¥1,152,000
8位 €6,000 ¥768,000
9位 €6,000 ¥768,000
10~20位 €3,800 ¥486,400

最終的にマイヨ・ロホを獲得すると15万ユーロ、日本円にして約1,920万円の賞金が授与されます。以降、順位に応じて、約730万円、約380万円、・・・となり、総合20位まで賞金が設定されています。

ポイント賞山岳賞複合賞(コンビネーション賞)の賞金は3位まで。その金額は、それぞれ以下のとおりで、山岳賞だけ少し賞金が高くなっています。

▼ポイント賞
  ユーロ
1位 €11,000 ¥1,408,000
2位 €5,000 ¥640,000
3位 €2,000 ¥256,000

 

▼山岳賞
  ユーロ
1位 €13,000 ¥1,664,000
2位 €6,600 ¥844,800
3位 €3,500 ¥448,000

 

▼コンビネーション賞
  ユーロ
1位 €11,000 ¥1,408,000
2位 €5,000 ¥640,000
3位 €2,000 ¥256,000

総合優勝が約1,920万円であるのに対して、ポイント賞、山岳賞、複合賞は150万円前後の賞金しかありません。4賞ジャージとはいっても、賞金の額だけを見ると、総合優勝が突出していることは否めません。そのほか、総合敢闘賞に3,000ユーロ(約38万円)の賞金も用意されています。

チームに対して授与される賞金もあります。各チーム上位3名のタイムを全ステージについて合計したチーム総合は、8位まで賞金が設定されています。

▼チーム総合
  ユーロ
1位 €12,500 ¥1,600,000
2位 €7,500 ¥960,000
3位 €5,500 ¥704,000
4位 €4,300 ¥550,400
5位 €3,200 ¥409,600
6位 €2,200 ¥281,600
7位 €1,100 ¥140,800
8位 €1,000 ¥128,000

こちらは、総合優勝チームで160万円程度。サイクルロードレースはチーム競技ともいえますが、チームを表彰する賞金はあまり高くありません。

 

各ステージで獲得できる賞金

もちろん、各ステージごとに獲得できる賞金も用意されています。各ステージの順位に対して授与される賞金は以下のとおりです。

▼ステージ順位
  ユーロ
優勝 €11,000 ¥1,408,000
2位 €5,500 ¥704,000
3位 €2,700 ¥345,600
4位 €1,500 ¥192,000
5位 €1,100 ¥140,800
6位 €900 ¥115,200
7位 €900 ¥115,200
8位 €650 ¥83,200
9位 €650 ¥83,200
10~20位 €360 ¥46,080

ステージ優勝すると約140万円の賞金をもらえます。この金額は、最終的にポイント賞や複合賞を獲得した場合と同じ金額。賞金の面から見ても、ステージ優勝は「それだけ価値のある存在」となります。

また、各ステージのリーダージャージ着用者に対する賞金も設定されています。総合リーダージャージ(マイヨ・ロホ)を1日着ると約135万円。ステージ優勝とほぼ同じ賞金を獲得できます。

▼リーダージャージ着用
  ユーロ
総合 €10,500 ¥1,344,000
ポイント €2,000 ¥256,000
山岳 €2,000 ¥256,000
複合 €1,400 ¥179,200

というか、21日間かけて獲得した、最終的なポイント賞(マイヨ・プントス)、山岳賞(マイヨ・モンターニャ)、複合賞(マイヨ・コンビナダ)が11,000~13,000ユーロの賞金しかないことを考えると、

 ・ステージ優勝(各ステージ)
 ・マイヨ・ロホ着用(各ステージ)
 ・ポイント賞(21ステージ通算)
 ・山岳賞(21ステージ通算)
 ・複合賞(21ステージ通算)

の5つが「ほぼ同額の賞金」といえます。少し不思議な気もしますが、それだけステージ優勝マイヨ・ロホが重要視されている、と考えられるでしょう。

ちなみに、ジャージはありませんが、各ステージの新人賞にも150ユーロ(約2万円)の賞金が用意されています。

さらに、各ステージのチーム成績に対して3位まで賞金が用意されています。

▼ステージ・チーム成績
  ユーロ
1位 €400 ¥51,200
2位 €200 ¥25,600
3位 €100 ¥12,800

 

中間スプリント、山岳ポイントの賞金

中間スプリント山岳ポイントにも以下のような賞金が設定されています。ただし、世界的なプロスポーツの賞金というよりは、お小遣い程度の金額でしかありません。ちなみに、各ステージの敢闘賞には200ユーロ(約2万5千円)の賞金が授与されます。

▼中間スプリント
  ユーロ
1位 €550 ¥70,400
2位 €180 ¥23,040
3位 €95 ¥12,160

 

▼チマ・アルベルト(最高標高峠)
  ユーロ
1位 €1,000 ¥128,000
2位 €520 ¥66,560

 

▼超級山岳
  ユーロ
1位 €920 ¥117,760
2位 €615 ¥78,720

 

▼1級山岳
  ユーロ
1位 €460 ¥58,880
2位 €310 ¥39,680

 

▼2級山岳
  ユーロ
1位 €230 ¥29,440
2位 €155 ¥19,840

 

▼3級山岳
  ユーロ
1位 €115 ¥14,720
2位 €80 ¥10,240

 

総合優勝すると賞金のトータルはいくらになる?

以上が、ブエルタ・ア・エスパーニャ(2017年)に用意されている賞金です。色々な種類の賞金があり、少し分かりにくいので、簡単な例を紹介しておきましょう。

たとえば、最終的に総合優勝(マイヨ・ロホ)を成し遂げ、さらに複合賞(マイヨ・コンビナダ)も獲得した選手を例に考えてみます。この選手は21ステージの間に、ステージ優勝を2回ステージ3位を3回という成績を残し、マイヨ・ロホを7日間マイヨ・コンビナダ5日間着用したとします。この場合、賞金の計算は以下のようになります。

  ユーロ 小計
総合優勝 €150,000 1 €150,000
複合賞 €11,000 1 €11,000
ステージ優勝 €11,000 2 €22,000
ステージ3位 €2,700 3 €8,100
マイヨ・ロホ着用 €10,500 7 €73,500
マイヨ・コンビナダ着用 €1,400 5 €7,000

合計すると271,600ユーロで約3,476万円になります。ただし、賞金をチームメイト9名(もしくはチームスタッフも含めた人数)で分けるとなると、1人あたり300~400万円(もしくはそれ以下)の賞金にしかなりません。

山岳ポイントなどの細かな賞金を得られる可能性もありますが、金額が小さいので、合計金額はたいして変わらないでしょう。世界規模のプロスポーツであり、トップレベルの選手が21日間かけて獲得する金額と考えると、決して多い金額とはいえません。ゴルフやテニスなどの人気スポーツと比べると、サイクルロードレースの賞金はやはり少ないといえるかもしれません。

 

ブエルタ・ア・エスパーニャ 2017のコースを過去5年間と比較

ブエルタのコースイメージ

2017年8月19日(土)から開幕するブエルタ・ア・エスパーニャ。毎年のように「山岳コースが厳しい」といわれているブエルタですが、その傾向は年を追うごとに拍車がかかっているように感じます。
そこで、過去5年間と比較して、「カテゴリー山岳の数」「山頂ゴールの傾向」がどれくらい変化しているのかを調査してみました。2017年のブエルタを観戦するときの予備知識として、参考にしてください。

 

増加の一途をたどるカテゴリー山岳

まずは、各年のブエルタの全21ステージに設置されている「カテゴリー山岳の数」について、2012年以降の状況をまとめておきます。

▼カテゴリー山岳の数
  3級 2級 1級 超級 合計
2012年 15 6 12 3 36
2013年 17 7 12 3 39
2014年 15 13 10 2 40
2015年 17 9 16 3 45
2016年 20 15 9 3 47
2017年 22 10 13 4 49
平均 17.67 10.00 12.00 3.00 42.67

今年(2017年)のブエルタは、3級山岳が22個2級山岳が10個1級山岳が13個、そして超級山岳が4個も登場するコースレイアウトになっています。「カテゴリー山岳の数」は全部で49個にもなります。

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2012年からの推移を見てみると、カテゴリー山岳の合計数は、36個、39個、40個、45個、47個、そして今年の49個と、年を追うごとに増加の一途をたどっています。2012年と2017年を比較すると、山岳の数は、

 3級山岳・・・・7個増加
 2級山岳・・・・4個増加
 1級山岳・・・・1個増加
 超級山岳・・・・1個増加

と、いずれのカテゴリーについても山岳の数が増加しています。合計すると、カテゴリー山岳が13個も増加していることになり、約2ステージに1つカテゴリー山岳が追加されている計算になります。

「年々、山岳が厳しくなっている」といわれるブエルタですが、その傾向はデータからも読み取ることができます。

ただし、3級と2級の山岳数が増加傾向にあるだけで、1級、超級の山岳数は特に大きく増えている訳ではありません。コースが厳しくなっているのは確かですが、総合優勝(マイヨ・ロホ)に関わる山岳ではなく、どちらかというと「スプリンターいじめ」になる山岳が増えているのかもしれません。もちろん、「コースのどこに山岳が設置されているか?」によって状況は大きく変化するので、一概には言えませんが・・・。

 

山頂ゴールの傾向は例年通り

続いては、総合優勝に大きく関わる「山頂ゴールの傾向」を見ていきましょう。以下は、2012年以降のブエルタの「山頂ゴールの数」をカテゴリー別にまとめたものです。

▼山頂ゴールの数
  3級 2級 1級 超級 合計
2012年 2 1 3 3 9
2013年 1 1 6 2 10
2014年 0 1 5 2 8
2015年 2 0 4 2 8
2016年 1 2 4 3 10
2017年 2 0 2 4 8
平均 1.33 0.83 4.00 2.67 8.83

毎年のように、8~10ステージほど山頂ゴールが設置されています。個人TTやチームTTを除くと、ブエルタは全ステージの約半数が山頂ゴールです。

今年(2017年)のコースの山頂ゴールは8ステージ。数だけを見れば例年と似たような数字ですが、

 シエラ・デ・ラ・パンデラ(14ステージ)
 オヤ・デ・ラ・モラ(15ステージ)
 ロス・マチュコス(17ステージ)
 アングリル(20ステージ)

といった超級山頂ゴールが計4ステージも設定されています。その反面、1級山頂ゴールは2ステージしかありません。「超級と1級の山頂ゴールを足した数」は例年通り、もしくは若干少なめ、といえます。総合勢にとっては「距離が長くて、斜度が険しい、超級山岳が得意な選手向き」といえるでしょう。

2017年のツール・ド・フランスは「山頂ゴールの数が少ない」コースレイアウトでしたが、ブエルタは「ほぼいつも通り」のコースレイアウトです。山が登れない選手は話になりません。

念のため、ブエルタ・ア・エスパーニャの公式サイトと、YouTubeの公式チャンネルにあるコース映像も紹介しておきます。

▼ブエルタ・ア・エスパーニャ 公式サイト
http://www.lavuelta.com/la-vuelta/2017/us/

 

 

コンタドール、ブエルタで引退!?

ちなみに、今回のブエルタを最後にコンタドールが現役を引退すると報道されています。ここ数年は全盛期の勢いを失っているコンタドールですが、最後にもういちど、あの華麗なダンシングを見せてもらいたいものです。

もうすぐ、スタートリストも発表されますね。今年最後のグランツール。今から楽しみですね。

 

富士山の五合目は標高何メートル? そもそも「合目」とは何を指している?

富士山五合目の標高を示す看板

夏は登山のシーズン、ということで富士山登頂を目指している方も沢山いると思います。通常、富士山の登山は五合目から始めるケースが多いようですが、この五合目の標高は何メートルになるのでしょうか?
富士山(3,776メートル)の半分の高さ、つまり標高1,888メートル地点が五合目になると考える人も多いようですが、これは大きな間違いです。

 

五合目の標高は登山口によって違う

実は、富士山の五合目の標高は「どのルートから登山するか」に応じて変化します。まずは、各ルートの五合目の標高から紹介していきましょう。

 ★吉田ルート
  富士スバルライン五合目(標高2,305m

 ★富士宮ルート
  富士宮口五合目(標高2,400m

 ★須走ルート
  須走口五合目(標高1,960m

 ★御殿場ルート
  御殿場口新五合目(標高1,440m

最も高い位置にあるのは富士宮口五合目で、その標高は2,400mです。一方、最も低い位置にあるのは御殿場口新五合目で、その標高は1,440mしかありません。同じ五合目であっても標高はバラバラで、その高低差は最大960mにも及びます。

いずれのルートを選んだ場合も山頂は3,776mになるので、「どのルートから登山するのか?」に応じて登山すべき獲得標高差は大きく変化します。標高差だけを考えれば、富士宮ルートから登山するのが最も難易度が低いといえます。

 

そもそも「合目」とは何を示しているのか? 

上記の例からも分かるように、「合目」は標高を基準に設定されるものではありません。では、何を基準にしているのでしょうか?

山岳用語辞典によると、登山口を一合目山頂を十合目として、その間を10分割した地点が、二合目、三合目、四合目、……になるそうです。10分割するのであれば「山頂は十一合目」になるような気もしますが、このあたりの計算を細かく検証しても意味がありません。

というのも、登山口から山頂までの距離を等分割して「合目」を決めている訳ではないからです。「合目」の語源は諸説あるようで、中には「米を1粒ずつ落としながら登山し、ちょうど米1合がなくなった地点」を合目の基準にしている、という説もあるくらいです。

要するに「合目」は正確な測量に基づく基準点ではなく、大雑把な目安でしかないのです。「歩く距離」を基準にしている訳ではありませんし、「標高」を基準にしている訳でもありません。昔の人(もしくはルートを開拓した人)が感覚的に「このあたりが▲合目になるだろう」と決めたポイント、それが「合目」になっているのです。

五合目というのは、登山口から山頂までの行程の「ちょうど中間地点」にあたる場所と考えられます。でも、厳密な意味での中間地点ではありません。おおよその感覚的な中間地点でしかないのです。状況によっては、売店駐車場を設置するために、五合目の位置を多少前後させている可能性もあります。

同様に、六合目、七合目なども、厳密な意味を持つ基準点ではありません。実際に登山をしていると、「▲合目までがやたらと長い」と感じることがあります。これは自分の感覚がズレているのではなく、実際に距離が長い場合もあります。登山ルートの距離や斜度、難易度などを考慮に入れて、「これくらいの位置だろう」と感覚的に決めたポイントが「合目」です。

富士山を登山するときの豆知識として覚えておくと、少しは役に立つかもしれません。

 

イタリア語の音楽をYouTubeで検索

今回は、イタリア語で歌われている曲をYouTubeから探して視聴する方法を紹介します。イタリアは民俗学的にはラテン系に分類されますが、音楽的にはラテン音楽とはいえません。そもそも、ラテン音楽とは「ラテンアメリカの音楽」を略したものであり、ラテン系=ラテン音楽になるとは限りません。

イタリアの国旗

イタリアで流行っている音楽は、普通に世界で流行っているRockやPops、Rap、Danceといった感じの曲が多いといえます。それでもラテン系の要素は若干あり、全体的に見ると陽気でアップテンポな曲が多い気がします。

 

イタリア語の音楽の特徴

イタリア語はメジャーな言語の一つですが、英語やフランス語、スペイン語ほど世界的な広がりはありません。イタリア語を公用語にしている国は、イタリアサンマリノスイス(一部)の3ヵ国のみ。サンマリノはイタリアの一部のようなものなので、基本的にはイタリア半島の付近だけで使用されている言語といえます。

イタリアのヒットチャートには、イタリア語の曲はもちろん、世界中で流行っている英語の曲、そして一部、スペイン語の曲がチャートインしています。イタリア語とスペイン語はよく似ており、「方言レベルの差しかない」と言われることもあります。言葉が違っても、「イタリア人とスペイン人は普通に会話ができる」という噂もあるくらいです。このため、スペイン語の曲がイタリア国内で流行るケースは少なくありません。

 

イタリア語の曲のPV(プロモーションビデオ)を紹介

それでは、イタリア語の曲を何曲か紹介していきましょう。イタリア語の曲も、そのほとんどをYouTubeで見つけることができます。もちろん、フルver.の公式PV(プロモーションビデオ)です。ショートVer.のPVしかアップしていないのは日本くらいです。

 

最初に紹介するのは、Marco Mengoni(マルコ・メンゴーニ)のIo ti aspettoという曲。2009年に音楽オーディション番組からデビューしたシンガー・ソングライターです。今回紹介するのは2015年に発表された作品で、静かな雰囲気から一転して激しい曲調になるドラマチックな曲です。

 

 

続いて紹介するのは、J-AX & Fedez(ジェイアックス&フェデェツ)のVorrei ma non postoという曲。J-AXは、もともとArticolo 31というラップグループに所属していたアーティストで、2006年からソロ活動に転向しました。一方、Fedezは2011年にデビューしたラッパーです。この2人が2016年から新ユニットとして活動しているのがJ-AX & Fedezとなります。

 

プロモーションビデオを見ると分かるように、2人とも刺青が凄まじい。喉に刺青を入れるのは、かなり痛そうですね。J-AXは後頭部にも刺青があり、少し強面ですが、洋服のセンスはお洒落です。一方、Fedezはいつもラフな感じ。最近は、Senza Pagareという曲が大ヒットしています。ただし、PVはドラマ仕立てで間延びしているので、Lyric Videoの方が曲の雰囲気を楽しめると思います。

 

続いては、Francesco Gabbani(フランチェスコ・ガッバーニ)のOccidentali's Karmaという曲。2011年にデビューしたシンガー・ソングライターですが、人気を集めたのは2016年以降のようです。今回紹介する曲は、少しコミカルな感じのロックミュージック。なぜか耳に残る、ポップな雰囲気の楽曲です。

 

 

イタリア語のヒット曲を検索するキーワード 

イタリアでヒットしている曲をYouTubeで探すときは、以下のようなキーワードで検索するのがお勧めです。イタリアのヒットチャートには、英語、スペイン語、フランス語の曲も混じっていますが、イタリア語の曲もそれなりに見つけられると思います。

英語表記

  • Italy(イタリア)
  • Italian(イタリア語、イタリアの)
  • music
  • chart
  • top
  • hits

イタリア語表記

  • Italia(イタリア)
  • italiano(イタリア語、イタリアの)
  • musica(音楽)
  • settimana(週)
  • gennaio(1月)
  • febbraio(2月)
  • marzo(3月)
  • aprile(4月)
  • maggio(5月)
  • giugno(6月)
  • luglio(7月)
  • agosto(8月)
  • settembre(9月)
  • ottobre(10月)
  • novembre(11月)
  • dicembre(12月)

イタリア語のヒットチャートを探すときの参考にしてください。

(関連記事)

  1. 英語以外の音楽を聴いてみよう
  2. 各国のヒットチャートをYouTubeで検索
  3. スペイン語圏の音楽をYouTubeで視聴
  4. フランス語圏の音楽をYouTubeで視聴
  5. ドイツ語の音楽をYouTubeで検索
  6. フィンランド語の音楽をYouTubeで検索
  7. イタリア語の音楽をYouTubeで検索

(番外編)

 

ド・ドドンパの乗車動画と絶叫優先券の使い方、富士急ハイランドの混雑状況

ド・ドドンパの発射イメージ

2017年7月15日(土)にリニューアルが完了し、新しいアトラクションとして再登場する富士急ハイランド「ド★ドドンパ」(以下、ド・ドドンパ)。これまでの加速度をさらに上回る絶叫マシンとして期待されていますが、気になるのが混雑具合待ち時間。今回は、「ド・ドドンパ」の最新映像と絶叫優先券の使い方について紹介していきます。

 

ド・ドドンパの乗車動画をYouTubeで視聴

記事の執筆時点(7月10日)においては、ド・ドドンパはまだオープン前のアトラクションとなります。ただ、一部の報道陣に試乗会が開催されているようで、その乗車映像がYouTubeに公開されています。

以下は、gigazineというオンラインマガジンが公開している乗車動画です。まずは、映像でド・ドドンパの迫力を楽しんでみてください。

 

時事通信社のYouTubeにも動画が公開されていますが、ブレが大きいため、gigazineが公開している動画の方が見やすいと思います。

ド・ドドンパの魅力は世界No.1の加速力。スタートからわずか1.56秒で時速180kmまで加速します。旧ドドンパの加速度も凄いものでしたが、それを上回る絶叫マシンに仕上がる予定です。さらに、世界最大級といわれるループ(宙返り)のコースも新設され、ジェットコースターとしての魅力も増強されています。

ただ、問題なのは、乗車定員が8名と非常に少ないこと。人気のアトラクションになるのは必至のため、やはり行列に並ぶ待ち時間が気になります。

 

富士急ハイランドの混雑状況は?

東京から日帰りで遊びに行けて、FUJIYAMAええじゃないか高飛車といった絶叫マシンや絶凶・戦慄迷宮絶望要塞2などの人気アトラクションを数多く備える富士急ハイランドは、平日であってもそれなり混雑しています。

このため、人気アトラクションに「乗車するまで1時間待ち」となるケースも少なくありません。さらに、土日・祝日となれば、2時間以上の待ち時間になる場合もあります。これでは、半日で人気アトラクションを2か所まわるのが精一杯。富士急ハイランドを満喫するには、効率よく乗車するテクニックが必要になります。

 

少ない待ち時間で乗車できる絶叫優先券

待ち時間を少しでも短くしたい方にオススメなのが絶叫優先券というチケット、このチケットを使うと、通常の入場口ではなく、優先乗車窓口からアトラクションに乗れるようになります。

長い行列を横目に見ながら、短い待ち時間でスイスイ進めるのが絶叫優先券の魅力ですが、残念ながら無料ではありません。1アトラクションにつき1,000円前後の追加料金が必要となります。絶叫優先券の価格は、利用日、時間帯、アトラクションの種類に応じて異なるので、詳しくは富士急ハイランドのWebサイトから購入手続きの画面を開いてみないと確認できません。

ちなみに、富士急ハイランドのWebサイトでは、以下のような3種類の絶叫優先券が発売されています。

 

スマート絶叫優先券

短い待ち時間で人気アトラクション(絶叫マシン)に乗れる絶叫優先券のデジタル版。優先乗車窓口でスマートフォンの画面を見せて搭乗します。使用できるのは1回だけで、以下のアトラクションのいずれか一つを選んで購入します。
(対応アトラクション)ド・ドドンパ/FUJIYAMA/高飛車/ええじゃないか/テンテコマイ/鉄骨番長/ナガシマスカ/絶望要塞2/絶凶・戦慄迷宮

 

トリプルスマート フリーパス

「フリーパス」「人気アトラクション3機種の絶叫優先券」がセットになったチケット。人気アトラクション3機種はあらかじめ指定されているので、自由に選ぶことはできません。価格は7,500~12,000円くらい(大人1枚)で利用日、時間帯により異なります。

 

ナイトスマート フリーパス

「15時以降限定のフリーパス」「ドドンパ/フジヤマ/高飛車の絶叫優先券」がセットになったチケット。こちらも利用日、時間帯よって料金が変動し、おおよそ8,000~10,000円くらい(大人1枚)の価格になります。


フリーパス付のチケットは、入園時にフリーパスを購入する手間が省けるため、チケット購入の待ち時間がないことも魅力の一つとなります。ただし、それなりの出費を要します。富士急ハイランドのフリーパスは割引券が配布されていたり、ネットオークションで格安に購入できるたりする場合もあるので、「フリーパスを自分で購入」+「スマート絶叫優先券を公式サイトから購入」という組み合わせの方が安く済む場合もあります。

 

平日の雨の日は狙い目?

お金をかけずに富士急ハイランドを満喫する方法として、平日雨の日を狙う方もいるでしょう。雨の日は入場者数が大きく減少するため、絶叫優先券がなくても短い待ち時間で人気アトラクションに乗れる可能性が高くなります。

しかし、天候不良によりアトラクションの運行が中止になる危険性も考慮しなければいけません。FUJIYAMA/ええじゃないか/高飛車/ドドンパ/鉄骨番長といったアトラクションは雨で運行中止になる場合がままあります。また、雨が降っていなくても、強風が原因でFUJIYAMAが運行停止になる場合もあります。

このような場合、室内アトラクションに人が集中するため、全体の入場者数が少なくても、予想外の待ち時間になるケースがあります。「雨に濡れるのも厭わない」という体制で挑んでも、富士急ハイランドを満喫できるとは限りません。

悪天候を狙うのは、堅実そうに見えて実はそうではありません。乗りたいアトラクションが運行中止では意味がありません。状況をよく見極める必要があるため、ギャンブル性が高い戦略ともいえるでしょう。

唯一、効果的なのは、朝イチから並んで入場する方法。この場合、最初に乗るアトラクションを短い待ち時間で済ますことができます。しかし、2つ目以降は、普通に並ばなければいけません。それでも1時間くらいは園内にいる時間を有効活用できると思います。

 

2016年のスペイン語圏の音楽ヒットチャート、年間トップ10

2016年のスペイン語圏の音楽ランキング

2016年のスペイン語圏年間ヒットチャートも、いよいよトップ10の紹介となりました。今回もこれまでと同様に、acharts.coというサイトが発表している年間シングルランキングに従って、スペイン語の音楽を紹介していきます。

 

2016年、年間トップ10の音楽ヒットチャート

年間ヒットチャートのトップ10にランクインした音楽は以下のとおり。この中にスペイン語の曲は5曲含まれています。それぞれ、(アーティスト名)-(曲名)という形で記してあります。

赤字で示した曲がスペイン語で歌われている曲になります。それ以外は英語の曲。つまり、世界中で流行した曲となります。

01位 Morat - Cómo Te Atreves
02位 Matt Simons - Catch & Release (Deepend remix)
03位 Alan Walker - Faded
04位 Carlos Vives, Shakira - La Bicicleta
05位 Enrique Iglesias - DUELE EL CORAZON ft. Wisin

06位 Justin Timberlake - CAN'T STOP THE FEELING!
07位 Sia - Cheap Thrills ft. Sean Paul
08位 Álvaro Soler - Sofia
09位 Alejandro Sanz - Deja Que Te Bese ft. Marc Anthony
10位 Jennifer Lopez - Ain't Your Mama

年間ヒットチャートの第1位を獲得したのは、Moratというアーティスト。以下、スペイン語の曲では、Carlos Vives, ShakiraEnrique IglesiasAlvaro SolerAlejandro Sanzの5名(5組)がトップ10にランクインしました。

 

トップ10にランクインしたスペイン語の曲

それでは、各曲のPV(プロモーションビデオ)を紹介していきましょう。以下に掲載したPVは「サビの部分」だけを再生するように設定してあります。1曲丸ごと視聴したい方は「YouTube」のロゴをクリックし、YouTubeのサイトに移動してからPVを再生してください。

第9位にランクインしたのは、Alejandro Sanz(アレハンドロ・サンス)Deja Que Te Beseという曲。フューチャリングトしてMarc Anthonyが参加しています。スペイン出身、1968年生まれのAlejandro Sanzは、デビューから30年以上も活動を続けるベテランのシンガー・ソングライター。過去に何回もグラミー賞を獲得しています。今回の曲は、サビの部分で一転して盛り上がる、いかにもスペインらしい楽曲です。

 

 

第8位にランクインしたのは、Álvaro Soler(アルヴァロ・ソレール)Sofiaという曲。スペイン出身の歌手ですが、父親はドイツ出身のため、厳密にはスペイン人とドイツ人のハーフになります。10歳から17歳までは日本に住んでいた経歴もあるとか。今回ランクインした曲は、ラテン音楽というよりは、よくある感じの流行りそうなポップソングという気がします。

 

 

第5位にランクインしたのは、スペイン出身の歌手Enrique Iglesias(エンリケ・イグレシアス)DUELE EL CORAZONという曲。フューチャリングとしてWisinが参加しています。いかにも彼らしい感じの楽曲です。Enrique Iglesiasは世界的にも有名なアーティストで、ラテン音楽界ではシングルを出せば必ずチャートインするほどの実力者。日本でも大型店舗に行けば普通にCDが発売されています。

 

 

第4位は、コロンビア出身のCarlos VivesShakiraが歌うLa Bicicleta。2016年の後半から大ヒットしたレゲトン調の楽曲です。Carlos Vivesは1978年から活動している歌手で、2002年と2015年にはグラミー賞を受賞。編曲や役者もこなすマルチタレントです。一方、Shakiraは1990年から活動を続ける女性シンガーで、ダンサーやレコーディングプロヂューサーとしても活躍しています。まさに南米という雰囲気のノリのよい楽曲です。

 

 

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そして、2016年の年間チャート第1位に輝いたのは、MoratCómo Te Atrevesという曲。Moratはコロンビア出身の4人組フォーク・ポップ・グループで、2015年から活動を開始した若手のアーティスト。若さがあふれる、元気の出る楽曲です。

 

 

ということで、2016年の年間ヒットチャートを紹介してきました。スペイン語圏の音楽(ラテン音楽)は、スペイン南米のアーティストが混在する、なかなか面白いジャンルです。世界的に見ても「英語の音楽」に次いでワールドワイドな広がりのある音楽といえます。これを機会に、英語だけでなく、スペイン語の音楽も楽しんでみてください。

▼スペイン語圏の音楽ランキング、2016年 

50~41位の紹介

40~31位の紹介

30~21位の紹介

20~11位の紹介