フリー画像サイトを徹底比較 「写真AC」編
「写真AC」は、ACワークス株式会社が運営する無料の写真素材サイト。会員登録者数が180万人(2016年7月時点)を突破していることからも分かるように、日本国内では最大手のフリー画像サイトといえます。それでは、さっそく検証していきましょう。
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著作権フリーの画像サイト、本当に使えるのは?
ブログやWebを作成するときにお世話になる著作権フリーの画像(写真、イラスト)。Googleでネット検索すると、CC0のフリー画像を配布しているサイトをいくつも発見できますが、「本当に使えるのはどのサイト?」を詳しく紹介しているページはあまり多くありません。
そこで、よく紹介されているフリー画像サイトについて、「使い勝手」や「配布されている画像の数」、「クオリティの高さ」などを検証してみました。
画像検索に使用したキーワード
ここでは、「パスタ」「オリンピック」「ユニコーン/ピラニア/深海魚」といったキーワードで検索を行い、「どんな画像がヒットするか?」を各サイトごとに検証していきたいと思います。
「パスタ」のキーワードは、一般的なキーワードで検索した場合を想定した検証となります。これくらい単純なキーワードであれば、数多くの検索結果がヒットし、クオリティの高い作品も簡単に見つけられる、と期待したいのものです。さて、その結果や如何に?
「オリンピック」は、抽象的なイメージ画像を探す場合を想定したキーワードです。検索結果に表示される写真やイラストを何となく想像できそうですが、「パスタ」のように限定的なキーワードではないため、どんな画像がヒットするかは実際に検索してみないと分かりません。各サイトの特徴が現れやすいキーワードになると思います。
「ユニコーン/ピラニア/深海魚」は、検索結果が極めて少ないと考えられるキーワードです。ユニコーンは架空の動物なので写真撮影はできません。ピラニアは実在する魚ですが、日本には生息していません。同様に、深海魚も撮影しにくい対象といえます。深海で撮影するには相当の機材が必要になるため、個人レベルでは撮影が難しい写真だと思います。
検証した著作権フリーの画像配布サイト
先ほどのキーワードを使って検証する著作権フリーの画像サイトは以下のとおり。各項目が目次(リンク)として機能しているので、リンク先のページへ移動して、各サイトが「本当に使えるか?」を確認してみてください。
(本連載の目次)
「PhotoPin」編
※リンクになっていない項目は、近日中に検証を行い、記事を掲載する予定のサイトです。もうしばらくお待ちください。
これ以外の画像配布サイトについても、順次、検証していく予定です。記事の更新がゆっくり(despacio)になると思うので、気が向いたときに再訪問していただけると幸いです。
CCとは?
最後に、著作権フリーの画像サイトでよく使われているCCという用語について説明しておきましょう。CCはCreative Commons(クリエイティブ・コモンズ)の略で、画像やイラストなどの著作権に関わる情報を示した記号となります。CCにはいくつかの種類があり、この中で最も条件がゆるいのがCC0となります。CC0と表記されていた場合、
・許可なく使用できる
・商用利用もOK
・クレジット表記は不要
・改変しても構わない
という解釈になります。つまり、画像やイラストを勝手にダウンロードし、自由に加工して、クレジット表記なしで掲載しても構わない、ということになります。ブログやWebの作成者にとっては非常に有り難い条件ですね。
禁止されている行為といえば、ダウンロードした画像を素材集として販売したり、画像を再配布(※1)したりすることくらい。これらは各サイトに注意事項として掲載されているので、念のため確認しておくとよいでしょう。
(※1)他のフリー画像サイトに勝手に画像を登録したり、自分で画像配布サイトを作成して配布素材の一部として使用したりする行為が再配布に該当するようです。自分のブログやWebに掲載するだけなら、再配布と解釈されないのが一般的です。
なお、CCの中には、クレジット表記が必要なBY、商用利用が禁止されているNC、改変が禁止されているNDという記号もあります。たとえば、CC BY-NCと表記されていた場合は、「クレジット表記が必要で商用利用は禁止」という条件になります。CC0以外の素材を利用するときは、こういった条件にも注意するようにしてください。
ドイツ語の音楽をYouTubeで検索
今回は、ドイツ語で歌われている曲をYouTubeで検索して視聴する方法を紹介します。ドイツ語の音楽といっても、あまりイメージが沸かないかもしれません。あえて言うならクラシック音楽となるでしょうか。バッハやベートーベン、モーツァルト、シューベルトなど、ドイツ語圏から排出された偉大な音楽家は沢山います。日本でも、クラシックの音楽用語によくドイツ語が使われていますね。
でも、これは歴史的なお話。いま現在、ドイツ語圏で流行している音楽は、他の国と同様に、Rock、Pop、Rap、HipHopといった幅広いジャンルに属する曲が流れています。
ヨーロッパの一部の地域で使われるドイツ語
ドイツ語を公用語としている国は、ドイツ、オーストリア、ルクセンブルグ、リヒテンシュタイン、スイス、ベルギーといった国々。スペイン語やフランス語と比べると、世界的な広がりはなく、ヨーロッパの一部の地域でドイツ語が使用されている、といった感じです。
このため、世界規模でヒットする曲は少なく、日本でもドイツ語の曲を耳にする機会はほとんどありません。各国のヒットチャートを見ても、ドイツ語圏の中だけで「ドイツ語の曲」が流行しており、たまにヨーロッパ全域でヒットする曲が現れる、という感じです。
ドイツ語の音楽の特徴
ドイツ語圏でヒットしている曲のジャンルに関しても、特筆すべき傾向はないように思われます。他の国と同様に、Rock、Pop、Rap、HipHopといったジャンルに分類される曲がチャートの主流を占めています。もちろん、ドイツ語圏のヒットチャートにも英語の曲が数多く含まれています。むしろ、ランクインしているのは英語の曲が中心で、何曲かドイツ語の曲も混じっている、という感じです。
歌詞がドイツ語になることで、「ドイツ語らしい響き」になるのが特徴といえば特徴ですが、注意しないで聴いているとドイツ語であることを聞き逃してしまうケースも。最終的には、ドイツ語の音楽がどうというより、「自分好みのアーティストを見つけられるか?」がポイントになるでしょう。まっ、これを言ってしまうと、すべての国の音楽がそうなんですけれど…。
それでは、ドイツ語の曲を何曲か紹介していきましょう。
最初に紹介するのは、Cro(クロ)のBad Chickという曲。Croはドイツで絶大な人気を誇るラッパーで、いつもパンダのマスクを被っていることでも有名です。ラップといってもポップ寄りの曲が多く、RapとPopを組み合わせた「Raop」という造語で自分たちの曲を表現しています。最近は、MTVのUnplugged(アンプラグド)にも出演し、そのときの模様を収録したCDも発売されています。以下に紹介した曲よりさらにポップなTraumという曲も人気を集めていました。
続いて紹介するのは、Mark Forster(マーク・フォースター)のAu Revoirという曲。2014年に発表された曲で、featuringとしてラッパーのSido(シドー)が参加しています。Mark Forsterはドイツ人の父とポーランド人の母の間に生まれたハーフで、1984年生まれの32才(2016年現在)。年齢的には中堅になりそうですが、CDデビューは2012年なので、ここ数年で台頭してきた注目株といえるでしょう。とても聴き心地のよいポップソングです。
続いては、Glasperlenspiel(グラスパーレンシュピール)という男女2人組のエレクトロポップ・デュオが歌うGeiles Lebenという曲。こちらも非常に聴きやすい曲だと思います。Glasperlenspielは、2011年にCDデビューしてから3枚のアルバムを発表。いずれもドイツ国内のアルバムチャートで20位以内にランクインしています。今回、紹介する曲は、シングルチャートで最高2位を獲得。今後も活躍が期待されるアーティストです。
続いては、Seiler und Speer(ザイラー・ウント・シュピアー)のHam kummstのという曲。2014年に、コメディアンであり俳優でもあるChristopher Seilerと、映画プロデューサーであるBernhard Speerにより結成された、少し異色なオーストリア出身のバンドです。PVの雰囲気も少し独特な感じがしますが、なぜか耳に残る、味のある楽曲です。もしかしたら好き嫌いが分かれる曲かもしれません。
最後に、もう1つ異色な曲を紹介しておきましょう。こちらの方が、より好き嫌いが分かれる曲かもしれません。以下に紹介したPVは、Finger und Kadel(フィンガー・ウント・カデール)のBlasmusikという曲。featuringとして参加しているMicaela Schäfer(ミカエラ・シェーファー)はドイツでは有名な美人モデルですが、有名の意味合いがちょっと微妙です。というのも、街中でほぼ全裸でアイスバケツにチャレンジしたり、胸を丸出しにした状態でビール祭りに参加したりするなど、かなりのお騒がせ者として名を馳せています。ノリのよいビートが頭の中をグルグルと回る、癖になる楽曲です。もちろん、ドイツのヒットチャートにもランクインしていました。
ドイツ語のヒットチャートを検索するキーワード
ドイツ語のヒット曲をYouTubeで調べたいときは、以下のようなキーワードで検索するのが効果的です。「ドイツ語の曲だけ」という訳にはいきませんが、いま流行っているドイツ語の曲を何曲か見つけられると思います。
英語表記
- Germany(ドイツ)
- German(ドイツ語)
- music
- chart
- top
- hits
ドイツ語表記
- Deutschland(ドイツ)
- Deutsche(ドイツ語)
- musik(音楽)
- woche(週)
- Januar(1月)
- Februar(2月)
- Marz(März、3月)
- April(4月)
- Mai(5月)
- Juni(6月)
- Juli(7月)
- August(8月)
- September(9月)
- Oktober(10月)
- November(11月)
- Dezember(12月)
ドイツ語圏のヒットチャートを探すときの参考にしてください。
(関連記事)
- 英語以外の音楽を聴いてみよう
- 各国のヒットチャートをYouTubeで検索
- スペイン語圏の音楽をYouTubeで視聴
- フランス語圏の音楽をYouTubeで視聴
- ドイツ語の音楽をYouTubeで検索
- フィンランド語の音楽をYouTubeで検索
- イタリア語の音楽をYouTubeで検索
(番外編)
吉野家、築地一号店物語の新CMがとてもよい雰囲気
7/20に公開された吉野家の新CMは、昭和34年の築地一号店の様子を再現した、とても雰囲気のよいCM。吉野屋って昔はこんな雰囲気の店だったんですね。こんな店なら仕事帰りに「ちょっと一杯」っていう気分にもなれそう。
今回、公開された新CMは以下の2本。なぜか牛丼屋(立ち飲み屋?)でキザにふるまう客が登場する「カウンター篇」と、結婚(嫁さん)を題材にした「鬼嫁篇」。どちらも昭和っぽい店の雰囲気がイイ感じを醸し出しています。
(追記)
現在はYouTubeから動画が削除されているため、CMの視聴はできません。
築地と言えば築地市場。今年の11月をもって豊洲に移転するのに伴い、吉野家の築地一号店も閉店になるらしい。なんとも寂しい話です。吉野家の特設サイトにある「ありがとう!築地市場」の背景になっている画像が哀愁を感じさせます。BGMとして流れる音楽も少し寂しげで、雰囲気を盛り上げてくれます。
吉野家 築地一号店物語 特設サイト
http://enjoy-yoshinoya.com/100years/
街中によくある吉野家の店舗もシンプル&機能的でいいのですが、こういう趣のある店舗をもっと増やしてくれると嬉しいですね。でも、あの値段で長居されたら経営が成り立たないのかな?
CMでは「吉呑みしよう!」と呼び掛けていますが、築地一号店ではない、普通の店舗だとちょっと・・・、と個人的には思ってしまう。築地市場がなくなる前に、いちど吉野家を訪れてみたい。そう感じさせるCMですね。
岡山理科大、2017年に新設される経営学部のCMがもどかしい
今回、紹介するのは、2017年度から岡山理科大学に新設される経営学部のCM。オリジナルソングにのせて経営学部の魅力や施設を紹介する、いわゆる普通のCMと思って観ていると・・・。
ワンコーラス目の最後のほうに、「でもね、CMは良い事ばっかり言うの~♪」という前フリが登場。さらに、(大学の)「パンフレットも同じだわ~♪」という歌詞が続きます。(皆さんも、まずは動画を視聴してみてください)
「となれば」と期待して曲の2番を聴いていくと・・・、再び経営学部の魅力を紹介する歌が普通に始まる。そして、曲の締めくくりは「でも、ね、CMは良い事ばっかり言うの。ホームページも同じだわ~♪」という歌詞。
さらにCMは続きます。「今度こそ」と思って観ていても、岡山理科大学の「ダメな所」を紹介する内容は出てきません。基本的に大学(学部)の「良い所」だけを紹介する内容です。CMだから当然と言えば当然ですが、少し残念。
この展開なら、少しくらい「ダメな所」を紹介しても良かったのでは?、と思ってしまいます。たとえば、「トイレがちょっと汚い」とか、「学食は安いけど、あまり美味しくない。でもレジにすごいカワイイ子がいる」とか。あっ、もちろん、岡山理科大がそうだと言っている訳ではありませんよ。私自身、岡山理科大に行ったことはありませんし、「ピカピカの建物」と歌っているくらいだからトイレが汚いはずはありません。学食も、たぶん値段以上に美味しいでしょう。
2017年度から新設される経営学部は、マーケティングとデータサイエンスの両方が学べる、新しいカタチの経営学部とのこと。しかも文系の学部だそうです。
理科大学が文系の学部を募集するとなると、それなりに告知をして認知度を高めていかなければいけません。となれば、あえて「ダメな所」を紹介するくらいの破壊力があってもいいのかもしれません。高校生だって「CMが良い事しか言わない」ことは知っています。だから、受験生が許容できる範囲で「ダメな所」を告知する。そうやって話題作りをしていくのも面白と思います。
しかし、実際問題としては、学食や清掃で働いている人のことを考えると、「汚い」とか「美味しくない」といったCMを大学広報が作成するのは無理ですよね(何度も言いますが、これは岡山理科大の話ではありません。一般論です)。誰も傷つけずに、ユーモアのある「ダメな所」を紹介するのは意外と難しい。「校舎が古くて5階建てなのにエレベーターがない」とか。う~ん、あんまり面白くないな・・・。
岡山理科大学は、マグロやウナギの養殖(陸マグロ、陸うなぎ)に挑戦するなど、話題を集めるユニークな大学です。地震予知の研究でも有名です。非常にアグレッシブな大学なだけに、さらに面白いCMを作成してくれることを期待します。
YouTubeで流れる花王「リセッシュ」のWeb CMが…
またまた、思わず最後まで見てしまったYouTubeのCMを紹介します。今回は、花王の除菌・消臭剤「リセッシュ」のCMです。「必ずイヤホンをつけて観てね」というから何が始まるのかと思ってみていたら・・・。
(追記)
現在はYouTubeから動画が削除されているため、CMの視聴はできません。
『さすがに、この展開はないだろう~』という内容ですが、約2分もあるCMを最後まで観させてしまうのだから、CMとしては成功なのかもしれません。
YouTubeで「花王」のチャンネルを確認してみると、2016年6月26日に公開された少し古いCMでした。約3週間の期間で動画の再生回数は18万回以上。同時期に公開されたCMが1000回前後の再生回数しかないことを考えると、かなり注目を集めているといえるでしょう。
大島優子が出演している影響もあると思いますが、花王のCMの中には有名芸能人が出演しているCMが他にも沢山あり、それらのCMと比較しても再生回数はかなり多い方です。私も特に大島優子ファンという訳ではありませんが、最後まで見てしまったユーザーの一人です。やはり、「構成の上手さ」がモノを言っているんでしょうね。
個人が撮影しているような撮り方もWeb CMならでは。Web CMは時間の制約が少ないのが特長ですが、30秒オーバーのCMをスキップされることなく観てもらうには、それなりの工夫が必要です。「必ずイヤホンをつけて観てください」という始まり方、場合によってはアリかもしれません。
スペイン語の曲は販売されているのか? iTunesとAmazonを比較
今回は、スペイン語圏で流行している曲が「日本でどれくらいダウンロード購入できるのか?」を検証してみたいと思います。比較したミュージックストアは、世界規模で音楽のダウンロード販売を行っているiTunes StoreとAmazon。両者の日本サイトで、スペインの最新のヒット曲がどれくらい販売されているかを調べてみました。
TOP40にランクインするスペイン語の曲は購入できるのか?
今回は、スペイン語圏の音楽ラジオ・ネットワーク「LOS40」が発表している2016年7月9日付のヒットチャートTOP40について、日本のiTunesとAmazonで販売されている楽曲を比較してみました。
TOP40といっても、40曲すべてがスペイン語の曲ではありません。前回の記事でも紹介したように、海外のヒットチャートは「世界中で売れている曲」と「その国や地域だけで売れている曲」が混在しています。今回、検証用に用いた7月9日付のヒットチャートでは、40曲中14曲がスペイン語の曲でした。それ以外は英語の曲、つまり世界中でヒットしている曲と考えられます。
そこで、今回はスペイン語の14曲についてのみ、「ダウンロード販売が行われているか?」を日本のiTunesとAmazonで検証してみました。結果は以下の表のとおり。
順位 | アーティスト名 ‐ 曲名 | iTunes | Amazon |
---|---|---|---|
03 | Morat - Cómo Te Atreves | 250円 | 250円 |
08 | Dani Martin - Las Ganas | 250円 | ─ |
10 | Juan Magan - Baila Conmigo ft. Luciana | 250円 | 250円 |
13 | Enrique Iglesias - DUELE EL CORAZON ft. Wisin | 250円 | 257円 |
21 | Dasoul - Vuela Corazón | 250円 | 200円 |
24 | J Balvin - Bobo | 250円 | 250円 |
25 | Malú - Caos | 250円 | ─ |
28 | Miss Caffeina - Mira cómo vuelo | 250円 | 200円 |
29 | Leiva - Sincericidio | 250円 | ─ |
30 | Efecto Pasillo feat. Juan Magan - Pequeña | 250円 | 150円 |
32 | Sidecars - La Tormenta | 250円 | 250円 |
34 | Manuel Carrasco - Yo Quiero Vivir | 250円 | 250円 |
36 | David Otero - Una vez más | 250円 | ─ |
39 | Carlos Vives,Shakira - La Bicicleta | 250円 | ─ |
価格が表示されている曲はダウンロード販売ありの曲。「─」と表示されている曲は、検索しても見つからなかった曲となります。
曲数が豊富なiTunesは全曲ダウンロード購入可能!
この結果を見ると、やはりiTunesの方がラインナップは豊富なようです。スペイン語の曲でも、TOP40にランクインするような曲は「ダウンロード購入可能」と考えてよいでしょう。ちなみに、価格はすべて250円でした。
Amazonでは一部、販売されていない曲も…
一方、Amazonのデジタルミュージックストアでは、見つからない曲が5曲ありました。「アーティスト名」と「曲名」で検索して見つからないのだから、たぶん販売されていないのでしょう。
また、13位の「DUELE EL CORAZON ft. Wisin」は、「デュエレ・エル・コラソン feat. ウィシン」というカタカナ表記の曲名で販売されていました。このため、「DUELE EL CORAZON」で検索してもヒットしません。この曲を歌っているEnrique Iglesiasは世界的に有名なアーティストで、日本でもそれなりに知名度があります。ということで、曲名を日本語表記にしているのかもしれませんが、スペイン語表記だと検索結果にヒットしないのは考え物。このあたりは改善が必要だと思います。
価格は250円が一般的ですが、中には200円や150円で販売されている曲もあり、iTunesより安く買える場合があります。
ラインナップではiTunes優勢だが…
今回の結果からも分かるように、スペイン語の曲をダウンロード購入するならiTunesの方が確実といえます。ただし、価格はAmazonの方が安い場合があるので、一応チェックしておいた方がよいかもしれません。
ブラウザだけで曲の購入を完結できることもAmazonの魅力といえます。iTunes Storeから曲をダウンロード購入するには、iTunesのアプリが必要。iTunesをメインで使用していないユーザーにとっては、Amazonの方が使い勝手がよいかもしれません。
ちなみに、最近、話題になっている定額制の音楽配信サービスについては、まだ調べていません・・・。ダウンロード購入に比べると、曲数が少ないことは否めませんが、各社とも曲のラインナップを充実させている期間なので、もう少し様子を見てから調査してみたいと思います。
(関連記事)
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- 各国のヒットチャートをYouTubeで検索
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- ドイツ語の音楽をYouTubeで検索
- フィンランド語の音楽をYouTubeで検索
(番外編)
- スペイン語の曲は販売されているのか? iTunesとAmazonを比較
フランス語圏の音楽をYouTubeで視聴
以前に紹介したスペイン語の音楽と同様に、フランス語も世界中の広い地域で使用されている言語となります。このため、フランス出身のアーティストだけでなく、アフリカ出身のアーティストもヒットチャートにランクインしています。それでは、フランス語圏の音楽の特徴について紹介していきましょう。
世界中の広い地域で使われているフランス語
フランスを公用語としている国は、フランスをはじめ、ベルギー、スイス、モナコなどのヨーロッパ諸国、コンゴ(旧ザイール)、カメルーン、ギニア、マダガスカル、赤道ギニア、中央アフリカといったアフリカの国々など、世界50ヵ国以上の国々でフランス語が使用されています。カナダもフランス語を公用語としている国として有名ですね。
このような背景から、フランス語の音楽も国境を越えて流行するケースが少なくありません。フランス国内にもアフリカ出身のアーティストが沢山います。
フランス語の音楽の特徴
フランス語の音楽というと、真っ先に思いつくのがシャンソン。とはいえ、現在のフランス・ヒットチャートでシャンソンの曲を見かけることはほとんどありません。日本で、演歌がほとんどランクインしないのと同じですね。流行りのジャンルは他の国々と似たような感じで、大きく分けてPops、Rap、HipHop、Rockといったジャンルの曲がよくランクインしています。いくつか紹介してみましょう。
最初に紹介するのはStromaeのFormidableという曲。主にフランス語で歌う、ベルギー出身のアーティストです。ちなみに、Stromae(ストロマエ)という名前はマエストロをもじったものだそうです。すでに、フランス語圏だけでなくヨーロッパ全土で絶大な人気を誇っており、ここで紹介しているPVも1億5,000万回近く再生されています。世界的な知名度も上昇中で、日本でも知っている人は知っているアーティストです。この曲のほかに、Papaoutai、Tous Les Mêmesなどの曲も人気を集めています。
続いては、Maître GimsのJ'me tireという曲。こちらも再生回数が1億超のPVです。Maître Gimsはコンゴ(旧ザイール)出身のラッパーで、もともとはSexion d'Assautというグループの一員でしたが、最近はソロ活動が多くなっているようです。力強くて、メロディアス、そしてフランス語、という組み合わせが魅力的。Est-ce que tu m'aimes ?という曲もオススメです。
もちろん、フランス出身のアーティストも沢山います(当たり前ですが)。続いては、Lilly Wood & The PrickのPrayer in Cという曲。原曲は2010年のリリースですが、Robin Schulzによるリミックス版が2014年に再リリースされ、ヨーロッパ中で人気を集めました。フランスらしい洒落た雰囲気の楽曲です。
※追記:フランス人が歌っていますが、この曲は英語の曲でした(笑)。フランス語の曲という趣旨から少し外れていますね。ちょっと失敗。
最後に、いかにもフランスっぽい曲を紹介しておきましょう。Joyce JonathanのJe ne sais pasという曲です。2009年リリースの少し古い曲ですが、日本でも少しだけ知られている曲です。曲の冒頭が「いや、でもキモイじゃん。そうだなと思ってみると、ほー元気そうじゃん」と空耳に聴こえるのは私だけ?
フランス語のヒットチャートを検索するキーワード
フランス語の曲をYouTubeで検索するときは、以下のようなキーワードを使用すると効果的です。フランス語圏で流行している音楽を探すときの参考としてください。
英語表記
- France(フランス)
- French(フランス語)
- music
- chart
- top
- hits
フランス語表記
- France(フランス)
- musique(音楽)
- semaine(週)
- janvier(1月)
- fevrier(février、2月)
- mars(3月)
- avril(4月)
- mai(5月)
- juin(6月)
- juillet(7月)
- aout(août8月)
- septembre(9月)
- octobre(10月)
- novembre(11月)
- decembre(décembre、12月)
これらのキーワードを適当に組み合わせて検索すれば、フランス語圏のヒットチャート動画を発見できると思います。ぜひ一度、チャレンジしてみてください。
(関連記事)
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- 各国のヒットチャートをYouTubeで検索
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- ドイツ語の音楽をYouTubeで検索
- フィンランド語の音楽をYouTubeで検索
- イタリア語の音楽をYouTubeで検索
(番外編)
YouTubeで流れる関電工のCMが素敵
電子回路ペンとペーパークラフトを活かした素敵なCM(関電工)
YouTubeを視聴していると、間にちょこちょこと流れてくるCM。普段はすぐにスキップしてしまいますが、このCMは最後まで見てしまいましまた。
特殊な電子回路ペン・AgIC(エージック)で線を描いていくことにで、電気が点灯したり、風車が回ったりする、人々と電気のつながりを実感させてくれるCMです。
関電工といえば、電気関連設備の工事や管理などを行う企業。一般ユーザー向けに商品やサービスを提供する企業ではないため、あまり馴染みのない企業かもしれません。こういった企業のCMは、「私たち、実は裏でこんなことしています」といった感じの説明風のCMが多いのですが、このCMはそうではありません。見ている人のイメージを膨らませる、素敵なCMです。
馴染みは薄いが、知名度がない訳ではない。そんな企業である関電工の役割を、再確認させてくれるCMです。
あと、電子回路ペン・AgiCは、なかなかユニークな商品だと思います。今後、AgiCを上手に活用した動画、CMが増えてくるかもしれませんね。動画クリエイターならチェックしておくべきCMだと思います。
回路マーカー |
スペイン語圏の音楽をYouTubeで視聴
今回は、スペイン語で歌われている音楽について紹介します。スペイン語の曲といえば、スペインで流行っている音楽と思うかもしれませんが、実はそうではありません。
スペイン語を公用語としている国は、スペインのほかに、メキシコ、アルゼンチン、ペルー、チリ、コロンビア、キューバ、ドミニカ、プエルトリコ、パナマなどがあり、世界で20ヵ国以上の国がスペイン語を使用しています。ブラジルを除く中南米の国々は、ほぼスペイン語を使用している、と言っても過言ではありません。
スペイン語とラテン音楽
言語が同じであれば、当然ながら音楽の交流も盛んになります。このため、中南米出身のアーティストがスペインで有名になるケースもありますし、逆にスペイン出身のアーティストが中南米でも流行しているケースもあります。
中南米といえばラテン音楽。スペイン語圏の音楽は、陽気でアップテンポな曲が多いといえるでしょう。もちろん、ヒットチャートには色んなジャンルの曲がランクインしています。いくつか紹介してみましょう。
最初に紹介するのは、DCSのAngelito Sin Alasという曲(Remixバージョン)。いかにもスペインらしい、ノリのよい音楽です。featuringとして参加しているJuan Maganはスペインで有名なハウス・ミュージックDJ。ハスキーでビブラートの効いた歌声が魅力的。なお、PVの冒頭はドラマ仕立ての映像になっているため、1分15秒くらいから音楽が始まります。
続いての曲は、Efecto PasilloのNo Importa Que Lluevaという曲。2010年にデビューした、ラテン&ファンクの要素を持つ若手のバンド。ロック、オルタネイティブ、ポップといったジャンルに分類されているようですが、スペイン語なのでいつもと少し雰囲気が違います。Pan y Mantequillaという曲もオススメです。
続いては、コロンビア出身のレゲトンバンドAlkiladosのUna Citaという曲。レゲトンとは、スペイン語のレゲエに、ヒップホップやサルサなどの要素をミックスした音楽で、もともとはプエルトリコから発祥した音楽ジャンルとなります。初めて耳にする曲なのに、なんか知っている曲のような気がしてしまう。同様に、Don OmarのSoledadもどこかで聞いたことがあるような感覚になります(他の曲を真似しているという意味ではなく)。
最後は、Jencarlos CanelaのBajitoという曲。キューバ系アメリカ人で、ミュージシャンとしてだけでなく、俳優としても活動するマルチタレントです。featuringとして参加しているKymani Marleyは、ジャマイカ出身のレゲエ&ヒップホップ系のアーティスト。ボブ・マリーの息子としても名を馳せています。異色な組み合わせが面白いアクセントになっていると思います。
スペイン語のヒットチャートを検索するキーワード
スペイン語のヒット曲をYouTubeで調べたいときは、以下のようなキーワードで検索するのが効果的です。スペイン語の音楽(ラテン音楽)を探すときの参考にしてください。
英語表記
- Spain(スペイン)
- Spanish(スペイン語)
- Latin(ラテン)
- Latino(ラテンアメリカ人)
- music
- chart
- top
- hits
スペイン語表記
- Espana(España、スペイン)
- musica(música、音楽)
- lista(リスト)
- Semana(週)
- Enero(1月)
- Febrero(2月)
- Marzo(3月)
- Abril(4月)
- Mayo(5月)
- Junio(6月)
- Julio(7月)
- Agosto(8月)
- Setiembre(9月)
- Octubre(10月)
- Noviembre(11月)
- Diciembre(12月)
これらのキーワードを適当に組み合わせて検索すれば、スペイン語圏のヒットチャート動画を見つけ出せると思います。気になる方はチャレンジしてみてください。
(関連記事)
- 英語以外の音楽を聴いてみよう
- 各国のヒットチャートをYouTubeで検索
- スペイン語圏の音楽をYouTubeで視聴
- フランス語圏の音楽をYouTubeで視聴
- ドイツ語の音楽をYouTubeで検索
- フィンランド語の音楽をYouTubeで検索
- イタリア語の音楽をYouTubeで検索
(番外編)