【リオ五輪】自転車タイムトライアル(TT)のスタートリスト&出走時刻

ブラジルで開催されているリオデジャネイロ・オリンピック2016「自転車ロード・個人タイムトライアル」(TT)スタートリストが発表されました。以下のサイトで各国の出場選手ならびにスタート順を確認できます。

start list
https://www.rio2016.com/en/cycling-road-mens-individual-time-trial

 

男子個人TTは、8月10日(水)の22:00(日本時間)に第1走者のCRAVEN Dan(ナミビア)がスタートし、以降1分30秒間隔で各選手がスタートしていきます。以下に、主な有力選手の出走時刻をまとめておくので、ネット中継を楽しむときの参考にしてください。

▼有力選手のスタート時刻(8/10日本時間)
23:27:00 ヤン・バルタ(チェコ)
23:28:30 ネルソン・オリヴェイラ(ポルトガル)
23:30:00 ローハン・デニス(オーストラリア)
23:31:30 ヨン・イサギレ・インサウスティ(スペイン)
23:33:00 テイラー・フィニー(アメリカ)

23:34:30 ファビアン・カンチェラーラ(スイス)
23:36:00 トニー・マルティン(ドイツ)
23:37:30 ヴァシル・キリエンカ(ベラルーシ)
23:39:00 トム・デュムラン(オランダ)
23:40:30 クリス・フルーム(イギリス)


男子個人TTのコースは距離54.56kmなので、最終走者のフルームがスタートしてから約1時間後の翌00:40くらいにメダリストが確定すると思います。見どころは深夜0時以降。とはいえ、時間に余裕があれば最初から全部、視聴したいものですね。

コース上に高低差100~150m前後の丘が4つ登場するため、平坦の独走力だけでなく、ある程度は登りをこなせる力も必要になると思われます。

タイムトライアルは、通常の自転車ロードレースに比べると波乱の少ない展開になると予想されますが、それでも今回はかなりの混戦模様。過去の実績でいけば、カンチェラーラ(スイス)、トニー・マルティン(ドイツ)が有力候補ですが、今年に入ってから2人とも以前の精彩を欠いており、絶対的な優勝候補とはいえません。

最近の成績から見るとトム・デュムラン(オランダ)が有力ですが、ツールの第19ステージで骨折した手首がどこまで完治しているのか? かなり不安が残ります。となると、総合系でTTも強い、クリス・フルーム(イギリス)も優勝候補になるはず。

そのほか、ツールの第13ステージ(TT)で第3位に入ったオリヴェイラ(ポルトガル)も有力候補ですが、4日前のレース中に落車負傷しており、怪我の具合が心配です。

さらには、現世界チャンピオンのキリエンカ(ベラルーシ)、ロンドン五輪(2012)のTTで4位の成績を残しているテイラー・フィニー(アメリカ)、今年のジロの第9ステージで優勝しているログリッチェ(スロベニア)なども気になる存在。好調のヨン・イサギレ・インサウスティ(スペイン)もメダル候補になると思います。

 

こうしてみると、やはり、かなりの混戦ですね。注目の一戦は、NHKまたは民放(gorin.jp)のネット中継で視聴できます。放送開始は20:20の予定で、20:30に女子のTTがスタート。男子は22:00にスタートします。たぶん、現地音のみで実況・解説ナシでしょうけれど・・・。

▼NHKのネット中継
http://sports.nhk.or.jp/online-listing/

▼民放のネット中継
http://www.gorin.jp/live/

 

 

【2016リオ五輪】自転車ロードのスタートリスト発表

リオデジャネイロ・オリンピックの「サイクルロードレース・男子エリート」のスタートリストが発表されました。スタートは8月6日(土)の21:30(日本時間)です。英語表記ですが、以下のサイトで各国の代表選手を確認できます。

start list

https://www.rio2016.com/en/cycling-road-mens-road-race

※8/7追記 
上記のサイトにはレース結果(メダリスト)も掲載されています。まだ結果を見たくない方は、以下のサイト(UCIのサイト)にあるスタートリストを参照するとよいでしょう。「Start List」のリンクをクリックすると、スタートリストのPDFファイルをダウンロードできます。
http://62.50.72.82/uciroot/OG/2016/default.aspx?language=eng

続きを読む

フリー画像サイトを徹底比較 「ぱくたそ」編

今回は、「ぱくたそ」(PAKUTASO)というフリー写真素材サイトの実力を検証してみます。「ぱくたそ」は個人が運営するストックフォトサービスで、管理者が厳選したカメラマンの写真を写真素材として無料提供しているサイトです。

ぱくたそ トップ画面
https://www.pakutaso.com/

もちろん、写真を利用するにあたって事前に許可を申請したり、クレジットを表記したりする必要はありません。誰でも、自由に、配布されている写真を利用できます。それでは早速、「ぱくたそ」の実力を検証していきましょう。

 

写真の数は少ないがクオリティは高い

まずは、いつものキーワードで写真を検索してみます。最初は、一般的なキーワードとなる「パスタ」で写真を検索した結果です。

パスタの検索結果

検索ヒット数は、たったの4件。写真のクオリティは「かなりのハイレベル」といえますが、あまりにも検索ヒット数が少なすぎます。ごくごく一般的なキーワードでこのヒット数では、「ニーズにあった写真」を見つけるのは難しいかもしれません。

 

続いては、「オリンピック」のキーワードで検索した結果。こちらはヒット数2件で、以下のような写真が見つかりました。「モノ」ではなく「イメージ」を検索するキーワードとはいえ、やはり「写真の数が絶対的に不足している」と言わざるを得ません。

オリンピックの検索結果

 

「ユニコーン」のキーワードで検索した結果は以下の1点のみ。軍用機の写真がヒットするだけで、動物のユニコーンは見当たりません。架空の動物なので、当然と言えば当然なのですが・・・。

ユニコーンの検索結果

 

「ピラニア」のキーワードに至っては検索ヒット数0件。「深海魚」のキーワードでは、以下の2点がヒットしました。

ピラニアの検索結果

 

全体的に見て、一般的なキーワードでも、難しいキーワードでも「検索ヒット数は極めて少ない」というのが正直な感想です。厳選されたカメラマンが撮影しているだけあって、写真のクオリティは高いのですが、とにかく数が足りません

このように、本連載が用意した方法で「ぱくたそ」を検証すると、散々な結果に終わってしまいます。もしかすると、『これでは使えないな・・・』と思う方もいるかもしれません。しかし、実はこれ、検証方法そのものが間違っていると考えることもできます。

 

人物写真にめっぽう強いのが「ぱくたそ」の特長

先ほどの検証結果からも分かるように、「ぱくたそ」で配布されている写真の数は決して多くはありません。にもかかわらず、ネットでは「ぱくたそ」の人気が高い。この理由は、人物写真が非常に豊富に揃っていることが原因です。

Webサイトの右側に用意されているカテゴリ検索を見ると、「人物・モデル」の写真点数が他のカテゴリより群を抜いて多いことに気付くと思います。また「企画・コラボレーション」の写真点数も2000件オーバーの写真が登録されています。

ぱくたそ カテゴリ検索

通常、人物を写した写真は、他のカテゴリより件数が少なくなる傾向があります。というのも、著作権だけでなく肖像権も絡む問題になるからです。写真を撮影した人が「この写真を使っていいよ」と考えたとしても、被写体となるモデルが拒否すれば、写真を配布することはできません。つまり「モノ」や「風景」の写真より素材提供が難しくなるのです。

プロのカメラマンも多く参加する「ぱくたそ」だからこそ、モデルの了承も得やすく、クオリティの高い人物写真を無料で配布できるのだと思います。

 

さらに、テーマに合わせた写真を豊富に用意していることも「ぱくたそ」の特長となります。画面上部にある「企画・コラボ一覧」のメニューをクリックすると、テーマ別の写真が数多く用意されているのを確認できます。

ぱくたそ 企画・コラボ一覧

たとえば、「カワイイ女の子」の写真を使いたい場合、「ムキムキのボディービルダー」の写真で力強さを表現したい場合、「壁ドン」の写真で恋愛をイメージさせたい場合など、テーマに合わせて写真を選ぶことができるのも「ぱくたそ」の魅力です。

女の子の人物イメージ 張り込みの人物イメージ

 

記事の内容を端的に示すアイキャッチ画像がなく、「顔の表情」「シチュエーション」の写真でイメージを膨らませたい場合に、「ぱくたそ」を利用してみるとよいかもしれません。一方、使用したい写真がハッキリと決まっている場合は、以前に紹介した「写真AC」「Pixabay」を利用した方が、検索ヒット数が多く、ニーズに合う画像を見つけられると思います。

 

「ぱくたそ」では厳選されたカメラマンの写真だけを配布しているため、クオリティの高い作品を短時間で見つけることができます。レベルの高い写真を見つけるために、検索結果を何ページも見ていく必要はありません。ヒット件数の割に「使える写真」が多いのも魅力の一つといえるでしょう。もちろん、会員登録などの面倒な作業を行う必要もありません。

ちなみに、「ぱくたそ」ではカメラマンやモデルの募集も実施されています。基本的に報酬は発生しないようですが、「我こそは!」と思う方は挑戦してみるのも面白いかもしれません。そのほか、Amazonギフト券(Eメールタイプ)を使った寄付(15円~)も募っています。継続してサービスが提供されるように、余裕がある方は寄付も検討してみるとよいでしょう。

 

 

フリー画像サイトを徹底比較 「Pixabay」編

フリー画像サイトの検証、第2弾は「Pixabay」というサイト。「Pixabay」は日本語で表記されているサイトではありますが、もともとは海外発のサイトとなります。このため、世界中から集まったCC0の写真、イラスト、動画をフリー素材として利用できるのが特長です。

 f:id:despacio:20160731192042j:plain
https://pixabay.com/ja/

それでは早速、いつものキーワードを使って「Pixabay」の実力を検証していきましょう。

 

イメージ写真の数も豊富な、使えるフリー素材サイト

まずは、「パスタ」のキーワードで画像を検索してみた場合の結果です。検索ヒット数は552件でした(2016年7月時点)。

f:id:despacio:20160731192043j:plain

写真の数も豊富で、「パスタ」のイメージに使えそうなクオリティの高い写真を数多く発見できます。これだけの数があれば、ニーズに合う写真をきっと見つけられるでしょう。写真の雰囲気も「海外ならでは」という感じで、なかなか洒落ています。その反面、日本風な写真を求めている方にはあまり向かないかもしれません。

 

「Pixabay」は海外発のサイトですが、日本語のキーワード検索も行えるため、特に戸惑うことなく使用できると思います。念のため、「pasta」(英語表記)のキーワードでも検索を試してみました。そのヒット数は554件で、「パスタ」(日本語表記)のキーワードよりわずか2件増えただけ。自動翻訳を使ったキーワード検索を行っているようですが、簡単な単語なら、わざわざ英語で検索する必要はないと思います。日本語検索で十分です。

 

続いては、「オリンピック」のキーワードで検索してみた結果です。検索ヒット数は490件。「モノ」ではなく「イメージ」を検索するキーワードとしては、かなり多い方だと思います。

f:id:despacio:20160731192044j:plain

肝心のクオリティはどうかというと、ピンからキリまで幅広くラインナップされている様子。自分のイメージに合う画像を見つけるには、検索結果を何ページも見ていかなければいけません。

 

次は、架空の動物「ユニコーン」で検索してみた結果です。ヒット数は76件で、そのほとんどがイラストです。ユニコーンの石像を撮影した写真や、実写っぽいCGなども見つかりますが、「使いやすそうな素材は少ない」というのが正直な感想。もともとが難しいキーワード設定なので仕方がないといえるでしょう。

f:id:despacio:20160731192045j:plain

 

「ピラニア」のキーワードで検索した結果は33件。こちらは、写真とイラストがほぼ半々の割合。写真は「水槽内を泳ぐピラニア」の写真が多く、イラストは「ピラニアだか何だかよく分からない魚」が並んでいます。洋風タッチのイラストが多いため、あまり馴染めない気がします。

f:id:despacio:20160731192046j:plain

 

「深海魚」のキーワードで調べた結果は、ヒット数わずか2件。ほぼ選択肢がない状態です。ちなみに、検索結果の上部にある4つの画像(背景が黄色い画像)は、有料の素材サイト「shutterstock」で販売されている素材(広告)となります。このため、無料では使用できません。

f:id:despacio:20160731192047j:plain 

ちなみに、「深海魚」を英語に翻訳すると「Deep-sea fish」になるそうです。そこで、「Deep-sea fish」のキーワードで検索してみると、70件の写真、イラストが検索されました。これならイメージに合う画像を発見できるかもしれません。

f:id:despacio:20160731192048j:plain

通常は日本語のキーワードで問題ありませんが、検索ヒット数があまりにも少ない場合は、英語に翻訳したキーワードでも検索してみるとよいでしょう。

 

十分すぎる検索機能、「色」で絞り込む機能も便利

続いては、「Pixabay」に用意されている検索機能について紹介していきます。

最初は、検索結果の一覧が「人気順」で表示されるように設定されています。「新着順」で表示したいときは、検索結果の画面上部にあるメニューを利用します。そのほか、「写真/イラスト/ベクター画像/動画」といった種類、「写真の向き」「カテゴリー」「サイズ」などで検索結果を絞り込むことも可能です。面白いのは「色」で検索結果を絞り込む機能があること。「黒色系の写真が欲しい」といった場合などに重宝するかもしれません。

f:id:despacio:20160731192049j:plain

 

写真のダウンロードサイズは、S/M/L/オリジナルの4種類から選択できるのが一般的。Webでの使用ならSまたはMのサイズで十分に事足りるでしょう。

f:id:despacio:20160731192050j:plain

 

トップページの画面下部には、「Pixabay」がお勧めするレベルの高い作品が20点ほど紹介しされています。ヘッダー画像用に「とにかく格好いい写真が欲しい」という場合などに活用できるでしょう。

f:id:despacio:20160731192051j:plain

その下には、「アニマル」、「ビジネス/金融」、「ファッション」、「旅行」などのカテゴリ検索が用意されています。

 

なお、「Pixabay」は会員登録も行っているWebサイトとなります。とはいえ、画像を検索してダウンロードするだけな会員にならなくても利用できます。会員登録すると、自分の好きな画像を「お気に入り」にストックしておく機能などを利用できるようになります。

f:id:despacio:20160731192052j:plain

「今は使わないけど、そのうち使えるかも?」という画像を、「お気に入り」にストックしておくと重宝すると思います。

 

総合的に見ると、「pixabay」は写真の数が豊富で、使い勝手も非常に優れているフリー画像サイトといえます。クオリティもなかなかで、たいていは満足できるレベルの作品を見つけられると思います。まだ使ったことがない方は、この機会に試してみるとよいでしょう。

https://pixabay.com/ja/

 

 

フリー画像サイトを徹底比較 「写真AC」編

「写真AC」は、ACワークス株式会社が運営する無料の写真素材サイト。会員登録者数が180万人(2016年7月時点)を突破していることからも分かるように、日本国内では最大手のフリー画像サイトといえます。それでは、さっそく検証していきましょう。

f:id:despacio:20160731055224j:plain
http://www.photo-ac.com/

 

続きを読む

著作権フリーの画像サイト、本当に使えるのは?

ブログやWebを作成するときにお世話になる著作権フリーの画像(写真、イラスト)。Googleでネット検索すると、CC0のフリー画像を配布しているサイトをいくつも発見できますが、「本当に使えるのはどのサイト?」を詳しく紹介しているページはあまり多くありません。

f:id:despacio:20160729023102j:plain

そこで、よく紹介されているフリー画像サイトについて、「使い勝手」や「配布されている画像の数」、「クオリティの高さ」などを検証してみました。

 

画像検索に使用したキーワード

ここでは、「パスタ」「オリンピック」「ユニコーン/ピラニア/深海魚」といったキーワードで検索を行い、「どんな画像がヒットするか?」を各サイトごとに検証していきたいと思います。

 

パスタ

「パスタ」のキーワードは、一般的なキーワードで検索した場合を想定した検証となります。これくらい単純なキーワードであれば、数多くの検索結果がヒットし、クオリティの高い作品も簡単に見つけられる、と期待したいのものです。さて、その結果や如何に?

 

オリンピックのイメージ

「オリンピック」は、抽象的なイメージ画像を探す場合を想定したキーワードです。検索結果に表示される写真やイラストを何となく想像できそうですが、「パスタ」のように限定的なキーワードではないため、どんな画像がヒットするかは実際に検索してみないと分かりません。各サイトの特徴が現れやすいキーワードになると思います。

 

ユニコーン

「ユニコーン/ピラニア/深海魚」は、検索結果が極めて少ないと考えられるキーワードです。ユニコーンは架空の動物なので写真撮影はできません。ピラニアは実在する魚ですが、日本には生息していません。同様に、深海魚も撮影しにくい対象といえます。深海で撮影するには相当の機材が必要になるため、個人レベルでは撮影が難しい写真だと思います。

 

検証した著作権フリーの画像配布サイト

先ほどのキーワードを使って検証する著作権フリーの画像サイトは以下のとおり。各項目が目次(リンク)として機能しているので、リンク先のページへ移動して、各サイトが「本当に使えるか?」を確認してみてください。

(本連載の目次)

 フリー写真画像サイトの検証方法

 写真AC「写真AC」編

 Pixabay「Pixabay」編

 ぱくたそ「ぱくたそ」編

 足成「写真素材 足成」編

 プロ・フォト「pro.foto」編

 「PhotoPin」編

※リンクになっていない項目は、近日中に検証を行い、記事を掲載する予定のサイトです。もうしばらくお待ちください。

これ以外の画像配布サイトについても、順次、検証していく予定です。記事の更新がゆっくり(despacio)になると思うので、気が向いたときに再訪問していただけると幸いです。

 

CCとは?

最後に、著作権フリーの画像サイトでよく使われているCCという用語について説明しておきましょう。CCはCreative Commons(クリエイティブ・コモンズ)の略で、画像やイラストなどの著作権に関わる情報を示した記号となります。CCにはいくつかの種類があり、この中で最も条件がゆるいのがCC0となります。CC0と表記されていた場合、

  ・許可なく使用できる
  ・商用利用もOK
  ・クレジット表記は不要
  ・改変しても構わない

という解釈になります。つまり、画像やイラストを勝手にダウンロードし、自由に加工して、クレジット表記なしで掲載しても構わない、ということになります。ブログやWebの作成者にとっては非常に有り難い条件ですね。

禁止されている行為といえば、ダウンロードした画像を素材集として販売したり、画像を再配布(※1)したりすることくらい。これらは各サイトに注意事項として掲載されているので、念のため確認しておくとよいでしょう。

(※1)他のフリー画像サイトに勝手に画像を登録したり、自分で画像配布サイトを作成して配布素材の一部として使用したりする行為が再配布に該当するようです。自分のブログやWebに掲載するだけなら、再配布と解釈されないのが一般的です。

 

なお、CCの中には、クレジット表記が必要なBY、商用利用が禁止されているNC、改変が禁止されているNDという記号もあります。たとえば、CC BY-NCと表記されていた場合は、「クレジット表記が必要で商用利用は禁止」という条件になります。CC0以外の素材を利用するときは、こういった条件にも注意するようにしてください。

 

ドイツ語の音楽をYouTubeで検索

今回は、ドイツ語で歌われている曲をYouTubeで検索して視聴する方法を紹介します。ドイツ語の音楽といっても、あまりイメージが沸かないかもしれません。あえて言うならクラシック音楽となるでしょうか。バッハやベートーベン、モーツァルト、シューベルトなど、ドイツ語圏から排出された偉大な音楽家は沢山います。日本でも、クラシックの音楽用語によくドイツ語が使われていますね。

ドイツの国旗

でも、これは歴史的なお話。いま現在、ドイツ語圏で流行している音楽は、他の国と同様に、Rock、Pop、Rap、HipHopといった幅広いジャンルに属する曲が流れています。

 

ヨーロッパの一部の地域で使われるドイツ語

ドイツ語を公用語としている国は、ドイツ、オーストリア、ルクセンブルグ、リヒテンシュタイン、スイス、ベルギーといった国々。スペイン語やフランス語と比べると、世界的な広がりはなく、ヨーロッパの一部の地域でドイツ語が使用されている、といった感じです。

このため、世界規模でヒットする曲は少なく、日本でもドイツ語の曲を耳にする機会はほとんどありません。各国のヒットチャートを見ても、ドイツ語圏の中だけで「ドイツ語の曲」が流行しており、たまにヨーロッパ全域でヒットする曲が現れる、という感じです。

 

ドイツ語の音楽の特徴

ドイツ語圏でヒットしている曲のジャンルに関しても、特筆すべき傾向はないように思われます。他の国と同様に、Rock、Pop、Rap、HipHopといったジャンルに分類される曲がチャートの主流を占めています。もちろん、ドイツ語圏のヒットチャートにも英語の曲が数多く含まれています。むしろ、ランクインしているのは英語の曲が中心で、何曲かドイツ語の曲も混じっている、という感じです。

歌詞がドイツ語になることで、「ドイツ語らしい響き」になるのが特徴といえば特徴ですが、注意しないで聴いているとドイツ語であることを聞き逃してしまうケースも。最終的には、ドイツ語の音楽がどうというより、「自分好みのアーティストを見つけられるか?」がポイントになるでしょう。まっ、これを言ってしまうと、すべての国の音楽がそうなんですけれど…。

それでは、ドイツ語の曲を何曲か紹介していきましょう。

 

最初に紹介するのは、Cro(クロ)のBad Chickという曲。Croはドイツで絶大な人気を誇るラッパーで、いつもパンダのマスクを被っていることでも有名です。ラップといってもポップ寄りの曲が多く、RapとPopを組み合わせた「Raop」という造語で自分たちの曲を表現しています。最近は、MTVのUnplugged(アンプラグド)にも出演し、そのときの模様を収録したCDも発売されています。以下に紹介した曲よりさらにポップなTraumという曲も人気を集めていました。

 

 

続いて紹介するのは、Mark Forster(マーク・フォースター)のAu Revoirという曲。2014年に発表された曲で、featuringとしてラッパーのSido(シドー)が参加しています。Mark Forsterはドイツ人の父とポーランド人の母の間に生まれたハーフで、1984年生まれの32才(2016年現在)。年齢的には中堅になりそうですが、CDデビューは2012年なので、ここ数年で台頭してきた注目株といえるでしょう。とても聴き心地のよいポップソングです。

 

 

続いては、Glasperlenspiel(グラスパーレンシュピール)という男女2人組のエレクトロポップ・デュオが歌うGeiles Lebenという曲。こちらも非常に聴きやすい曲だと思います。Glasperlenspielは、2011年にCDデビューしてから3枚のアルバムを発表。いずれもドイツ国内のアルバムチャートで20位以内にランクインしています。今回、紹介する曲は、シングルチャートで最高2位を獲得。今後も活躍が期待されるアーティストです。

 

 

続いては、Seiler und Speer(ザイラー・ウント・シュピアー)のHam kummstのという曲。2014年に、コメディアンであり俳優でもあるChristopher Seilerと、映画プロデューサーであるBernhard Speerにより結成された、少し異色なオーストリア出身のバンドです。PVの雰囲気も少し独特な感じがしますが、なぜか耳に残る、味のある楽曲です。もしかしたら好き嫌いが分かれる曲かもしれません。

 

 

最後に、もう1つ異色な曲を紹介しておきましょう。こちらの方が、より好き嫌いが分かれる曲かもしれません。以下に紹介したPVは、Finger und Kadel(フィンガー・ウント・カデール)のBlasmusikという曲。featuringとして参加しているMicaela Schäfer(ミカエラ・シェーファー)はドイツでは有名な美人モデルですが、有名の意味合いがちょっと微妙です。というのも、街中でほぼ全裸でアイスバケツにチャレンジしたり、胸を丸出しにした状態でビール祭りに参加したりするなど、かなりのお騒がせ者として名を馳せています。ノリのよいビートが頭の中をグルグルと回る、癖になる楽曲です。もちろん、ドイツのヒットチャートにもランクインしていました。

 

 

ドイツ語のヒットチャートを検索するキーワード

ドイツ語のヒット曲をYouTubeで調べたいときは、以下のようなキーワードで検索するのが効果的です。「ドイツ語の曲だけ」という訳にはいきませんが、いま流行っているドイツ語の曲を何曲か見つけられると思います。

英語表記

  • Germany(ドイツ)
  • German(ドイツ語)
  • music
  • chart
  • top
  • hits

ドイツ語表記

  • Deutschland(ドイツ)
  • Deutsche(ドイツ語)
  • musik(音楽)
  • woche(週)
  • Januar(1月)
  • Februar(2月)
  • Marz(März、3月)
  • April(4月)
  • Mai(5月)
  • Juni(6月)
  • Juli(7月)
  • August(8月)
  • September(9月)
  • Oktober(10月)
  • November(11月)
  • Dezember(12月)

ドイツ語圏のヒットチャートを探すときの参考にしてください。

(関連記事)

  1. 英語以外の音楽を聴いてみよう
  2. 各国のヒットチャートをYouTubeで検索
  3. スペイン語圏の音楽をYouTubeで視聴
  4. フランス語圏の音楽をYouTubeで視聴
  5. ドイツ語の音楽をYouTubeで検索
  6. フィンランド語の音楽をYouTubeで検索
  7. イタリア語の音楽をYouTubeで検索

(番外編)

 

吉野家、築地一号店物語の新CMがとてもよい雰囲気

吉野家7/20に公開された吉野家の新CMは、昭和34年の築地一号店の様子を再現した、とても雰囲気のよいCM。吉野屋って昔はこんな雰囲気の店だったんですね。こんな店なら仕事帰りに「ちょっと一杯」っていう気分にもなれそう。

今回、公開された新CMは以下の2本。なぜか牛丼屋(立ち飲み屋?)でキザにふるまう客が登場する「カウンター篇」と、結婚(嫁さん)を題材にした「鬼嫁篇」。どちらも昭和っぽい店の雰囲気がイイ感じを醸し出しています。

(追記)
現在はYouTubeから動画が削除されているため、CMの視聴はできません。 

築地と言えば築地市場。今年の11月をもって豊洲に移転するのに伴い、吉野家の築地一号店も閉店になるらしい。なんとも寂しい話です。吉野家の特設サイトにある「ありがとう!築地市場」の背景になっている画像が哀愁を感じさせます。BGMとして流れる音楽も少し寂しげで、雰囲気を盛り上げてくれます。

吉野家 築地一号店物語 特設サイト
http://enjoy-yoshinoya.com/100years/

街中によくある吉野家の店舗もシンプル&機能的でいいのですが、こういう趣のある店舗をもっと増やしてくれると嬉しいですね。でも、あの値段で長居されたら経営が成り立たないのかな?

CMでは「吉呑みしよう!」と呼び掛けていますが、築地一号店ではない、普通の店舗だとちょっと・・・、と個人的には思ってしまう。築地市場がなくなる前に、いちど吉野家を訪れてみたい。そう感じさせるCMですね。

 

岡山理科大、2017年に新設される経営学部のCMがもどかしい

今回、紹介するのは、2017年度から岡山理科大学に新設される経営学部のCM。オリジナルソングにのせて経営学部の魅力や施設を紹介する、いわゆる普通のCMと思って観ていると・・・。

ワンコーラス目の最後のほうに、「でもね、CMは良い事ばっかり言うの~♪」という前フリが登場。さらに、(大学の)「パンフレットも同じだわ~♪」という歌詞が続きます。(皆さんも、まずは動画を視聴してみてください)

 

「となれば」と期待して曲の2番を聴いていくと・・・、再び経営学部の魅力を紹介する歌が普通に始まる。そして、曲の締めくくりは「でも、ね、CMは良い事ばっかり言うの。ホームページも同じだわ~♪」という歌詞。

さらにCMは続きます。「今度こそ」と思って観ていても、岡山理科大学の「ダメな所」を紹介する内容は出てきません。基本的に大学(学部)の「良い所」だけを紹介する内容です。CMだから当然と言えば当然ですが、少し残念。

この展開なら、少しくらい「ダメな所」を紹介しても良かったのでは?、と思ってしまいます。たとえば、「トイレがちょっと汚い」とか、「学食は安いけど、あまり美味しくない。でもレジにすごいカワイイ子がいる」とか。あっ、もちろん、岡山理科大がそうだと言っている訳ではありませんよ。私自身、岡山理科大に行ったことはありませんし、「ピカピカの建物」と歌っているくらいだからトイレが汚いはずはありません。学食も、たぶん値段以上に美味しいでしょう。

 

2017年度から新設される経営学部は、マーケティングとデータサイエンスの両方が学べる、新しいカタチの経営学部とのこと。しかも文系の学部だそうです。

f:id:despacio:20160718204926j:plain

理科大学が文系の学部を募集するとなると、それなりに告知をして認知度を高めていかなければいけません。となれば、あえて「ダメな所」を紹介するくらいの破壊力があってもいいのかもしれません。高校生だって「CMが良い事しか言わない」ことは知っています。だから、受験生が許容できる範囲で「ダメな所」を告知する。そうやって話題作りをしていくのも面白と思います。

しかし、実際問題としては、学食や清掃で働いている人のことを考えると、「汚い」とか「美味しくない」といったCMを大学広報が作成するのは無理ですよね(何度も言いますが、これは岡山理科大の話ではありません。一般論です)。誰も傷つけずに、ユーモアのある「ダメな所」を紹介するのは意外と難しい。「校舎が古くて5階建てなのにエレベーターがない」とか。う~ん、あんまり面白くないな・・・。

 

岡山理科大学は、マグロやウナギの養殖(陸マグロ、陸うなぎ)に挑戦するなど、話題を集めるユニークな大学です。地震予知の研究でも有名です。非常にアグレッシブな大学なだけに、さらに面白いCMを作成してくれることを期待します。

 

YouTubeで流れる花王「リセッシュ」のWeb CMが…

f:id:despacio:20160717202721j:plainまたまた、思わず最後まで見てしまったYouTubeのCMを紹介します。今回は、花王の除菌・消臭剤「リセッシュ」のCMです。「必ずイヤホンをつけて観てね」というから何が始まるのかと思ってみていたら・・・。

(追記)
現在はYouTubeから動画が削除されているため、CMの視聴はできません。 

『さすがに、この展開はないだろう~』という内容ですが、約2分もあるCMを最後まで観させてしまうのだから、CMとしては成功なのかもしれません。

YouTubeで「花王」のチャンネルを確認してみると、2016年6月26日に公開された少し古いCMでした。約3週間の期間で動画の再生回数は18万回以上。同時期に公開されたCMが1000回前後の再生回数しかないことを考えると、かなり注目を集めているといえるでしょう。

大島優子が出演している影響もあると思いますが、花王のCMの中には有名芸能人が出演しているCMが他にも沢山あり、それらのCMと比較しても再生回数はかなり多い方です。私も特に大島優子ファンという訳ではありませんが、最後まで見てしまったユーザーの一人です。やはり、「構成の上手さ」がモノを言っているんでしょうね。

個人が撮影しているような撮り方もWeb CMならでは。Web CMは時間の制約が少ないのが特長ですが、30秒オーバーのCMをスキップされることなく観てもらうには、それなりの工夫が必要です。「必ずイヤホンをつけて観てください」という始まり方、場合によってはアリかもしれません。